目次
今後、減る仕事と増える仕事について考えてみる
めまぐるしく動く、この時代。
今後どんな仕事が減っていき、どんな仕事が増えていくのか予想していきます。
やはりAI(人工知能)が鍵になってくるかと。
AI化で仕事がなくなる?
AI化が進むと、世の中のあらゆるものが効率化されて仕事が減るようなイメージがありますが、実はそんなことはなく、逆に新しい仕事が増えてくるともいわれています。
単純な仕事は減っていくけど、AIを活用した新たな仕事がどんどん増えてくる。
というのが適切かも。
実は歴史を振り返っても、効率化の繰り返しにより今の時代まで来ています。
例えば大昔、狩猟時代から農耕時代になったのは「食糧確保のプロセスを効率化」した結果。
産業革命の時代にはラッダイト運動なんてのもありましたが、工業化が進んだことにより結果的に新たな仕事が生み出され、生産性もかなり向上しました。
※ラッダイト運動:機械の登場により失業を恐れた人達が機械を破壊した運動
今後、需要が減りそうな仕事
まずは、今後減っていくと思われる仕事です。
銀行員【需要減るかも】
メガバンクによる大規模リストラ計画やフィンテック(金融と情報技術を融合したテクノロジー)の導入により、銀行員の仕事が危うくなっています。
今後、ネットバンキングの普及とともに更なる仕事減が予測されますね。
保険の営業【需要減るかも】
生命保険や自動車保険などの類も、ネット上で見積や加入が可能になったため、営業職の需要が減るかもしれません。
AIのほうが最適なプラン提案が得意だったりするので、「人間による保険の営業」は厳しい時代に突入しています。
生身の人間によるホスピタリティを、どこまで付加価値として提供できるかがポイントですね。
税理士や会計士などの士業【需要減るかも】
税理士や会計士といった「士業」は、一見すると専門性が高くAI化されにくそう。
ですが、実はAIに必要な知識やルールをインプットしてしまえば、人間より短時間かつ正確に処理することができるようになります。
さらに処理したデータを紐付ければ、企業間の取引額の差や矛盾点などを検知し不正の発見にもつながります。
ある意味人間より優れているので、AIが取って変わる日はそう遠くないかも。
SE(システムエンジニア)【需要減るかも】
各端末で保守・導入作業をしているシステムエンジニアも仕事が減ると予想します。
いろいろなサービスが、これまで以上にクラウド上で提供されるようになるので。
クラウド上でサービスが運用されると、メンテナンスが必要なのはサーバー上のシステムだけで済むので需要は減ると予想。
今後、需要が増えそうな仕事
AI化の波は、仕事を減らすだけではありません。
AIと上手く付き合うことで、需要が増える仕事もあります。
AI関連の仕事【需要増えるかも】
「そりゃそうでしょ」となるかもしれませんが、今後はAIを活用した仕事の需要が増えてくると思われます。
- 狩猟時代→槍を扱うスキル
- 農耕時代→農具を扱うスキル
- 工業時代→機械を扱うスキル
- 情報時代→PCやスマホなどの端末を扱うスキル
- AI時代→AIを扱うスキル
といった感じで、歴史の流れを見るとごく自然かと。
具体的には
- AIエンジニア:AIの開発・構築・保守など
- AIプランナー:AI技術を導入してビジネスの効率化・販路拡大などに活かせるようマネジメント
などなど。
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データサイエンティスト【需要増えるかも】
膨大なデータを整理・分析してビジネスに活かすことができる「データサイエンティスト」の仕事も、これから需要が高まると言われています。
ただ、もしかすると「データの分析・活用・提案」といった作業までもAIが全て担う時代が来るかもなので要注意ですね。
接客・接遇のお仕事【需要増えるかも】
AI化が進み、世の中の様々な処理を機械で完結できるようになると、逆に
- 「たまには人と接したい」
- 「あたたかみを感じたい」
という需要も高まるかも。
AIでは感じられない、生身の人間のぬくもりが強みにもなり得ます。
動画編集【需要増えるかも】
次世代通信規格『5G』の登場により、動画の需要が高まる見込み。
となると、動画編集・加工の仕事が格段に増えることが予測されます。
さらに、最近話題の『顔変更フェイク動画』などはAI技術が使われていてクオリティもかなり高い。
動画編集のスキルがあれば、しばらく喰いっぱぐれることはなさそうです。
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その他の仕事【AI化だけでは予想しにくい】
世の中には様々な仕事があるので、一概に減る・増えると言いにくいものもあります。
AIがどこまで発達するかにもよると思いますが。
予測が難しい仕事【減るか増えるか分からん】
予測が難しいものとして
<一般事務>
事務処理自体はAIが導入されるかもしれないですが、一般事務にはAIでは難しい「調整」という役割があります。
各社員の要望を聞いて反映したり、部署間や企業間でのやりとりを繋いだり。
そういう意味では一般事務の需要はありそうですが、これについては
「会社の経営陣がどこまで従業員や取引先の満足度を重要視するか」にも依存すると思うので、予測が難しいですね。
<医療関係>
医療関係の仕事も予測が難しいところで
「高齢化社会が進むので需要が増えるだろう」という視点と、
「医療業界にもAI搭載機器が参入してくるので、人材枠は減るだろう」という視点があります。
さらに、最近では予防医療の意識も高まってきているので、生活習慣病などは将来的に減っていくかもです。
芸能界は安泰かも【減るか増えるか分からん】
芸能界やクリエイティブな仕事は、効率化の影響を受けにくそうです。
逆に言えば、皆と同じようなことをしているとその業界で生き残れないはず。
「非効率」なことをいかに魅力的な状態で形にするかがポイントかもですね。
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まとめ【需要の減る仕事・増える仕事】
自分の仕事を振り返ってみて、もし将来性がなさそうであれば、転職も視野に入れてもいいかもしれません。
とはいえ、すぐに良い転職先を見つけるのも難しいと思うので、職業訓練を受講するのもおすすめです。
僕の過去記事でもまとめていますので、時間のある方はぜひ読んでみてください。