「そろそろApple Watchデビューしたいけど、種類が多くてどれがいいかわからない…」
「最新のSeries 10とSE、Ultra 2って何が違うの?」
「自分が持っているモデルはいつ発売されたんだろう?」
そんな疑問をお持ちではありませんか。
Apple Watchは2015年に初代が発売されて以来、ほぼ毎年新しいモデルが登場し、私たちの生活をより便利で健康的にしてきました。
この記事では、そんなApple Watchの歴史を正確に振り返れるように、初代から最新のSeries 10、SE、Ultra 2までの歴代全モデルの発売日、スペック、主な特徴を分かりやすく一覧にまとめました。
モデルごとの違いや、今買うならどれがおすすめかまで徹底解説します。この記事を読めば、あなたにぴったりの一台がきっと見つかりますよ。
Apple Watch歴代モデルの発売日・特徴まとめ一覧表
まずは、歴代Apple Watchの発売日と主な特徴を一覧表で見ていきましょう。ナンバリングモデル、SE、Ultraの3つの系統に分けて整理しました。
モデル名 | 発表日 | 発売日 | 主な新機能・特徴 |
---|---|---|---|
Apple Watch (第1世代) | 2014年9月9日 | 2015年4月24日 | 初代モデル、iPhoneの通知や活動量を記録 |
Apple Watch Series 1 | 2016年9月7日 | 2016年9月16日 | デュアルコアS1Pプロセッサ搭載、性能が向上した廉価版 |
Apple Watch Series 2 | 2016年9月7日 | 2016年9月16日 | GPS搭載、50mの耐水性能、FeliCa対応 |
Apple Watch Series 3 | 2017年9月12日 | 2017年9月22日 | セルラーモデル登場、単体での通信が可能に |
Apple Watch Series 4 | 2018年9月12日 | 2018年9月21日 | デザイン刷新、画面大型化、心電図(ECG)アプリ搭載 |
Apple Watch Series 5 | 2019年9月10日 | 2019年9月20日 | 常時表示Retinaディスプレイ、コンパス搭載 |
Apple Watch Series 6 | 2020年9月15日 | 2020年9月18日 | 血中酸素ウェルネスセンサー搭載 |
Apple Watch SE (第1世代) | 2020年9月15日 | 2020年9月18日 | Series 6の廉価版、主要機能を搭載し高コスパ |
Apple Watch Series 7 | 2021年9月14日 | 2021年10月15日 | 画面のさらなる大型化、高速充電に対応 |
Apple Watch Series 8 | 2022年9月7日 | 2022年9月16日 | 皮膚温センサー搭載、衝突事故検出 |
Apple Watch SE (第2世代) | 2022年9月7日 | 2022年9月16日 | Series 8と同じS8チップ搭載、衝突事故検出 |
Apple Watch Ultra | 2022年9月7日 | 2022年9月23日 | 高耐久チタニウムケース、高精度GPS、長時間バッテリー |
Apple Watch Series 9 | 2023年9月12日 | 2023年9月22日 | S9 SiP搭載、ダブルタップジェスチャー |
Apple Watch Ultra 2 | 2023年9月12日 | 2023年9月22日 | S9 SiP搭載、ダブルタップ、より明るいディスプレイ |
Apple Watch Series 10 | 2024年9月10日 | 2024年9月20日 | デザイン薄型化、S10チップ、睡眠時無呼吸の検知 |
>Apple Watch(Apple公式サイト)
>Apple Watch(Amazon)
Apple Watchの歴史を振り返る!革新的な機能の進化
Apple Watchは、単なる時刻表示デバイスから、私たちの健康と安全を守るパートナーへと進化を遂げてきました。ここでは、その歴史をいくつかのターニングポイントに分けて振り返ってみましょう。
初代〜Series 3:スマートウォッチの基礎を築いた時代
2015年に登場した初代Apple Watchは、iPhoneの通知を手元で確認できる画期的なデバイスでした。2016年には、新たにデュアルコアプロセッサを搭載し性能を大幅に向上させたSeries 1が廉価版として、そしてGPSや耐水性能、FeliCaを搭載したSeries 2が同時に登場し、利用シーンを大きく広げました。
Series 2でApple Payによる決済が可能になったことは、日本市場において非常に大きなインパクトがありました。
そして2017年のSeries 3では、ついにセルラーモデルが登場します。これにより、iPhoneが近くになくても電話や通信ができるようになり、Apple Watchが「iPhoneのアクセサリ」から「独立したデバイス」へと大きく飛躍した瞬間でした。
Series 4〜6:ヘルスケア機能を飛躍的に向上
Apple Watchの進化で欠かせないのがヘルスケア機能です。その転換点となったのが、2018年のSeries 4。デザインを刷新し画面を大型化すると同時に、「心電図(ECG)アプリ」を搭載しました。この機能は、日本では医療機器承認の関係で当初利用できませんでしたが、2021年1月のアップデートでついに利用可能となり、大きな話題を呼びました。
さらに2020年のSeries 6では「血中酸素ウェルネスセンサー」が追加されました。体に取り込まれた酸素のレベルを測定することで、自身の健康状態をより深く理解する手助けとなります。これらの機能により、Apple Watchは本格的なヘルスケアデバイスとしての地位を確立しました。
Series 7以降とUltra/SEの登場:多様化するニーズへの対応
近年、Apple Watchはユーザーの多様なニーズに応えるため、ラインナップを拡大しています。Series 7ではベゼルが細くなり表示領域が拡大、Series 8では皮膚温センサーが追加され、女性の健康管理にも役立つようになりました。
そして2022年、標準モデルのSeries 8、手頃な価格帯のSE(第2世代)に加え、まったく新しいカテゴリとして「Apple Watch Ultra」が登場。過酷な環境に挑むアスリート向けに設計され、頑丈なチタニウムケースや長時間バッテリーを備えています。
2024年9月には、より薄型になったSeries 10が発表されましたが、Ultraシリーズの新作「Ultra 3」は登場しませんでした。これにより、現行のラインナップはSeries 10、SE(第2世代)、Ultra 2という布陣になっています。
【モデル別】Apple Watchはどれを選ぶべき?特徴を徹底比較
「結局、どのモデルが自分に合っているの?」という疑問に答えるため、現行の主要な3つのラインナップ「Series 10」「SE」「Ultra 2」の特徴を比較してみましょう。
Apple Watch Series 10:最新・最高の体験を求めるなら
2024年に登場した最新の標準モデルです。デザインが刷新されより薄く、軽くなったのが大きな特徴。新しいS10チップを搭載し処理性能が向上したほか、睡眠時無呼吸の兆候を検知する機能が追加されるなど、ヘルスケア機能がさらに進化しました。また、水深・水温のセンシングにも対応し、シュノーケリングなど浅い水中でのアクティビティ記録も可能になっています。ただし、50mの耐水性能はありますが、Ultraのような水深40mの本格的なスキューバダイビングには対応していません。
なお、睡眠時無呼吸の検知機能は医療機器としての承認が必要であり、米国ではFDAの承認を取得済みですが、お住まいの国や地域によっては利用できない可能性がある点に注意が必要です。
「最新のデザインや性能を体験したい」「睡眠の質など、より高度な健康管理に関心がある」という方に最もおすすめのモデルです。
Apple Watch SE (第2世代):コスパ最強!初めての一台に最適
「Apple Watchを試してみたいけど、高価なのはちょっと…」という方に最適なのがSEです。上位モデルから一部の機能(常時表示ディスプレイ、心電図、血中酸素ウェルネスなど)を省くことで、手頃な価格を実現しています。
しかし、心拍数の測定や通知機能、Apple Pay、衝突事故検出といったApple Watchの基本的な機能はすべて網羅しているため、日常使いで不便を感じることはほとんどありません。チップも比較的新しいものが搭載されており、動作も快適です。まさに「コスパ最強」モデルであり、Apple Watchデビューにぴったりの一台と言えるでしょう。
Apple Watch Ultra 2:過酷な環境に挑むアスリートの相棒
Ultra 2は、他のモデルとは一線を画すプロフェッショナルモデルです。航空宇宙産業レベルのチタニウムケースを採用し、優れた堅牢性を実現。バッテリー駆動時間は標準モデルの約2倍にも及び、数日間の登山や長距離レースでも安心して使用可能です。また、高精度2周波GPSにより、高層ビルが立ち並ぶ都市部や山の中でも正確な位置情報を取得できます。水深40mまでのスキューバダイビングに対応する水深・水温センサーや、緊急時に助けを呼べるサイレン機能など、専門的な機能が満載です。
本格的なアウトドアスポーツや、誰よりもタフなモデルを求める方のための特別なApple Watchです。
※動作温度について:Appleは公式な動作温度範囲を明示していませんが、一部海外メディアでは-20℃から55℃の環境に対応すると報じられています。ただし、Appleは55℃を超えるサウナでの使用を推奨していないなど、極端な温度下での使用には注意が必要です。
>Apple Watch(Apple公式サイト)
>Apple Watch(Amazon)
今、Apple Watchを買うならどれがおすすめ?目的別選び方ガイド
最後に、あなたの目的やライフスタイルに合わせたおすすめのモデルをご紹介します。
健康管理を重視するなら:Series 10 または Series 9
心電図アプリや血中酸素ウェルネスセンサー、皮膚温センサーといった高度な健康モニタリング機能をフル活用したいなら、Series 9以降のナンバリングモデルが最適です。特に最新のSeries 10は、睡眠時無呼吸の検知といった新機能も加わり(※利用可否は地域による)、装着感も向上しているため、毎日身につけるデバイスとしてより快適になっています。少しでも価格を抑えたい場合は、機能的にほぼ同等なSeries 9の認定整備済製品などを探すのも良い選択です。
価格を抑えたいなら:Apple Watch SE (第2世代)
「まずはApple Watchのある生活を体験してみたい」という方には、Apple Watch SEが最もおすすめです。必要な機能はしっかり押さえつつ、価格が手頃なのは大きな魅力でしょう。また、Apple公式サイトで販売されている「Apple認定整備済製品」を狙うのも賢い選択です。新品同様の品質保証付きで、型落ちモデルを安く手に入れることができます。
アウトドアやスポーツで使うなら:Apple Watch Ultra 2
週末は登山やキャンプ、マリンスポーツを楽しむというアクティブな方には、迷わずApple Watch Ultra 2をおすすめします。圧倒的なバッテリー性能と頑丈さは、厳しい環境下でこそ真価を発揮します。遭難のリスクを減らすバックトレース機能や、カスタマイズ可能なアクションボタンなど、アウトドアでの実用性を考え抜かれた機能があなたの活動を力強くサポートしてくれるはずです。
>Apple Watch(Apple公式サイト)
>Apple Watch(Amazon)
まとめ:あなたにぴったりのApple Watchを見つけよう
この記事では、歴代Apple Watchの発売日から各モデルの正確な特徴、そして選び方までを詳しく解説してきました。
- 歴代モデルの発売日や特徴は最新情報に更新した一覧表でチェック
- ヘルスケア機能はSeries 4以降で飛躍的に進化(日本での対応時期も考慮)
- 現行モデルは「Series 10」「SE」「Ultra 2」の3本柱
- 自分の目的(健康管理、コスパ、スポーツ)に合わせて選ぶのが重要
Apple Watchは、今や私たちの生活に欠かせないパートナーとなりつつあります。たくさんのモデルがありますが、それぞれの特徴を正しく理解すれば、きっとあなたにぴったりの一台が見つかるはずです。
ぜひこの記事を参考に、あなたの毎日をさらに豊かにしてくれるApple Watchを選んでみてくださいね。