Macで絵文字画面が出ない!数秒で直す対処法と便利なショートカット

「あれ?いつもの絵文字パネルが出てこない…」
ブログ執筆やチャットの最中、Macの「地球儀(🌐)キー」を押しても絵文字画面が反応せず、イライラした経験はありませんか。
再起動する前に、まずは深呼吸を。実はこれ、Macの設定を少し触るだけで簡単に直ることが多いんです。
今回は、MacBook Airなどで頻発する「絵文字画面が出ない」トラブルの即効性のある解決策と、地球儀キー以外で絵文字を呼び出す便利なテクニックをご紹介します。
結論から言うと、「キーボード設定のオンオフ」か「ショートカットキー」で解決します。
まずは確認!キーボード設定の「オンオフ」でバグを解消する
これまで地球儀(🌐)キーやfnキーで絵文字を出していたのに、急に反応しなくなった場合、設定内部で一時的な不具合(バグ)が起きている可能性が高いです。
この場合、設定を一度リセットするような感覚で、「設定のオンオフ」を行うと嘘のように直ることがあります。
設定をリセットする手順
以下の手順で、キーボードの割り当て設定を一度変更し、再度戻してみてください。
- 画面左上のリンゴマークから「システム設定(またはシステム環境設定)」を開きます。
- サイドバーの「キーボード」をクリックします。
- 「地球儀(🌐)キーを押して」という項目を探します(OSのバージョンによっては「fnキーを押して」)。
- 現在「絵文字と記号を表示」になっている場合、一度「何もしない」に変更します。
- 数秒待ってから、再度「絵文字と記号を表示」に戻します。
設定画面を閉じ、メモ帳などで地球儀キーを押してみてください。これでパッと絵文字パネルが表示されれば解決です。
システム内部で「設定されているはずなのに反応しない」という状態が、このスイッチの切り替えによってリフレッシュされ、正常に機能し始める仕組みですね。
一番確実で速い!ショートカットキー「Ctrl+Cmd+Space」を使う
もし先ほどの設定変更でも直らなかった場合、あるいは「もっと確実に絵文字を出したい」という方におすすめなのが、キーボードショートカットの使用です。
実はMacには、地球儀キー以外にも絵文字パネルを呼び出すための専用ショートカットが用意されています。
【絵文字呼び出しショートカット】Control + Command (⌘) + Space
この3つのキーを同時に押してみてください。マウスカーソルの位置に、いつもの絵文字ウィンドウがポップアップ表示されるはずです。
この方法は、キーボード設定の「地球儀キーの割り当て」に依存しないため、設定バグの影響を受けにくいというメリットがあります。
Webライターやエンジニアなど、キーボード操作に慣れている方は、地球儀キーよりもこのショートカットを好んで使う傾向にありますね。
メニューバーに「文字ビューア」を常駐させておく方法
「キーボード操作は覚えられない」「マウス操作で完結させたい」という場合は、画面右上のメニューバーから絵文字パレット(文字ビューア)を呼び出せるようにしておくと安心です。
突然キーが反応しなくなっても、マウス操作で確実に表示できる「バックアップ手段」として設定しておきましょう。
メニューバーへの追加手順(macOS Ventura以降)
- 「システム設定」>「キーボード」を開きます。
- 「テキスト入力」という項目の右側にある「編集」ボタンをクリック。
- 「メニューバーに入力メニューを表示」のスイッチをオンにします。
- 「完了」をクリック。
※macOSのバージョン(VenturaやMontereyなど)によっては、「テキスト入力」ではなく「入力ソース」と表示されている場合があります。その場合は「入力ソース」の欄を確認してください。
これで、画面右上の「あ」や「A」と表示されている入力メニューをクリックすると、「絵文字と記号を表示」という項目が選べるようになります。
ここから呼び出すパネルは、簡易的な吹き出しタイプではなく、すべての記号や特殊文字を網羅した「文字ビューア」として開くことができます。特殊な記号を探したい時にも便利ですよ。
【比較表】自分に合った絵文字の出し方はどれ?
ここまで紹介した3つの方法を比較してみました。
状況に合わせて使い分けるのが、Macを快適に使うコツです。
| 方法 | 手軽さ | 確実性 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| 地球儀(fn)キー | ◎ | △ | ワンタッチで済ませたい人 |
| ショートカット (Ctrl+Cmd+Space) | ○ | ◎ | タイピングの流れを止めなくない人 |
| メニューバーから | △ | ◎ | マウス操作中心の人、特殊記号も使いたい人 |
基本的には地球儀キーが楽ですが、今回のように反応しないトラブルが起きた時は、迷わずショートカットキーを試すのが一番の近道といえるでしょう。
それでも直らない場合の最終手段
上記すべてを試しても絵文字が出ない場合、アプリ固有の問題か、システム全体の一時的な不具合が考えられます。
- 特定のアプリだけで出ない場合:
そのアプリ(ChromeやLINEなど)を一度終了し、再起動してください。 - 全体で出ない場合:
Mac本体を再起動してください。バックグラウンドで動いている日本語入力プログラム(日本語IMなど)がフリーズしている可能性があります。
また、ごく稀なケースですが、macOSのバージョンが古すぎると不具合が起きやすいこともあります。
「システム設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」から、OSが最新の状態になっているかも確認しておきましょう。
Macのショートカットキー最強ガイド:作業効率が劇的に上がる使い方
まとめ:設定の「入れ直し」とショートカットで解決!
Macで絵文字画面が出なくなった時は、以下の手順で対処しましょう。
- まずは設定のリセット:
「キーボード設定」で地球儀キーの割り当てを「何もしない」→「絵文字を表示」に切り替える。 - 解決しないならショートカット:
Control+Command+Spaceで呼び出す。 - 予備の手段:
メニューバーに入力メニューを表示させておく。
特にM1、M2チップ搭載のMacBook Airなどでは、スリープ復帰後などにこの現象が起きることがあるようです。
「壊れたかな?」と焦る必要はありません。この対処法を知っていれば、ものの数秒でいつもの快適な執筆環境に戻れますよ。ぜひ試してみてくださいね。






