iPhoneのメッセージが緑色になるのはなぜ?青色との違いや原因を徹底解説!

iPhoneのメッセージが緑色になるのはなぜ?青色との違いや原因を徹底解説!

iPhoneでメッセージを送ったとき、いつもは青色なのに、なぜか緑色の吹き出しで表示されて「あれ?」と思った経験はありませんか?

「相手にちゃんと届いてる?」「もしかしてブロックされた?」なんて、ちょっと不安になってしまいますよね。

でも、ご安心ください。メッセージが緑色になるのにはちゃんとした理由があり、決してiPhoneの故障や異常ではありません。

この記事では、緑色のメッセージの正体から、青色との違い、そうなる原因と対処法まで、分かりやすく解説していきます。

目次

iPhoneのメッセージ、緑と青の正体とは?

iPhoneのメッセージアプリで表示される吹き出しの色は、メッセージの「種類」を示しています。緑色と青色は、それぞれ異なる通信方式で送られている証拠なのです。

吹き出しが緑色:SMS/MMS

緑色の吹き出しは、SMS(ショートメッセージサービス)またはMMS(マルチメディアメッセージングサービス)でメッセージが送受信されたことを意味します。

これらは携帯電話会社が提供する電話回線を使った、昔ながらのメッセージサービスです。ガラケーの時代から使われている「キャリアメール」に近いもの、とイメージすると分かりやすいかもしれません。

SMSは電話番号宛に短いテキストを送るためのもので、MMSはそれに加えて写真や動画、件名を付けて送ることができるサービスです。

吹き出しが青色:iMessage

一方、青色の吹き出しは、Appleのデバイス同士(iPhone, iPad, Macなど)で使えるiMessageというサービスで送受信されたことを示します。

iMessageはインターネット回線(Wi-Fiやモバイルデータ通信)を利用してメッセージをやり取りするのが特徴です。LINEなどのメッセージアプリと同じような仕組み、と考えると良いでしょう。

テキストだけでなく、高画質な写真や動画、スタンプ(ステッカー)、音声メッセージなどをデータ通信量のみで送受信できます。

一目でわかる!iMessageとSMS/MMSの比較表

「結局、何がどう違うの?」という方のために、それぞれの特徴を簡単な比較表にまとめてみました。

項目iMessage(青色)SMS/MMS(緑色)
通信方法インターネット回線電話回線
料金データ通信量のみ(Wi-Fiなら無料)契約プランによる(国内SMSは3.3円/通〜が一般的)
送信相手Appleデバイスのユーザーのみ携帯電話の契約があるほぼ全ての人
主な機能・高画質写真/動画
・ファイル送信
・ステッカー
・音声メッセージ
・位置情報共有
・開封証明/入力中表示
・テキスト(SMS)
・件名、写真/動画(MMS)
セキュリティエンドツーエンド暗号化暗号化なし

このように、青色のiMessageはAppleユーザー同士なら多機能で料金的にもお得ですが、緑色のSMS/MMSは相手の機種を選ばない普遍的なサービス、という違いがあるのです。

iPhoneのメッセージが緑色になる主な原因5つ

では、なぜ今まで青色だったメッセージが、突然緑色に変わってしまうのでしょうか。それには、いくつかの原因が考えられます。ご自身の状況と照らし合わせてみてください。

相手がAndroidスマホを使っている

最も多いのがこのケースです。メッセージの相手がiPhoneからAndroidスマホなど、Apple製以外のデバイスに機種変更した場合、iMessageは使えなくなるため、自動的にSMS/MMS(緑色)での送信に切り替わります。

これは、あなたが何か設定を間違えたわけではなく、ごく自然な仕様です。相手がスマホを変えたかどうか、それとなく確認してみると良いかもしれませんね。

自分のiMessage設定がオフになっている

何かの拍子に、ご自身のiPhoneのiMessage設定がオフになってしまっている可能性も考えられます。iOSのアップデートや設定変更の際に、意図せずオフになってしまうことがあります。

【確認方法】

  1. iPhoneの「設定」アプリを開く
  2. 「メッセージ」をタップ
  3. 「iMessage」の項目がオン(緑色)になっているか確認

もしオフになっていたら、オンに切り替えてみましょう。これで改善される場合があります。

相手のiMessage設定がオフになっている

自分だけでなく、相手側のiMessage設定がオフになっている場合も、メッセージは緑色になります。相手がiPhoneユーザーであることは間違いないのに緑色になる場合は、この可能性が高いでしょう。

相手が意図的にオフにしている場合もあれば、気づかないうちにオフになっているケースもあります。他の連絡手段で「iMessageの設定、オフになってない?」と聞いてみるのも一つの手です。

Wi-Fiやモバイルデータ通信の電波が悪い

iMessageはインターネット回線を使うため、自分または相手の電波状況が悪いとメッセージを送信できません。

そんなとき、iPhoneは「iMessageで送れないなら、代わりにSMS/MMSで送ろう」と気を利かせて、自動的に電話回線を使った緑色のメッセージに切り替えてくれることがあります。

地下やトンネルの中、山間部など、電波が不安定な場所にいるときに緑色になった場合は、この原因を疑ってみましょう。

iPhoneがインターネットに繋がらない原因と対処法|Wi-Fi・モバイル通信別に解説

相手がiPhoneの電源を切っている・機内モードにしている

メッセージを送る相手が、長時間iPhoneの電源をオフにしていたり、機内モードに設定していたりする場合も、iMessage(青色)で送信できずにSMS/MMS(緑色)に切り替わることがあります。

相手のデバイスがインターネットに接続されていない状態が続くと、iPhoneが「確実に届けること」を優先してくれるのです。しばらく時間を置いてから再度送ってみると、青色に戻るかもしれません。

よくある疑問:「緑色=ブロック」は本当?

メッセージが緑色になると、「もしかして相手にブロックされたのでは…」と心配になる方も少なくありません。

結論から言うと、「緑色になったからといって、必ずしもブロックされたわけではない」というのが答えです。

確かに、相手にブロックされるとiMessageでの送信ができなくなり、結果的に緑色のSMSとして送信を試みることがあります。しかし、これまで解説してきたように、緑色になる原因は他にもたくさんあります。

ちなみに、もしiMessageで相手にブロックされている場合、メッセージを送信しても「配信済み」のステータスが表示されなくなります。一方で、SMS/MMSでブロックされた場合の挙動は携帯電話会社によって異なるため、一概には言えません。

いずれにせよ、メッセージの色だけでブロックされたと判断するのは早計です。

緑色のメッセージで気になることQ&A

最後に、緑色のメッセージに関してよく寄せられる質問にお答えします。

緑色のメッセージは料金がかかる?

ご契約のプランによって異なりますが、料金が発生する場合があります。

SMSの場合: 国内での送信は1通あたり3.3円(税込)が一般的ですが、同じキャリア同士は無料であったり、かけ放題プランに含まれていたりすることもあります。

MMSの場合: こちらはデータ通信として扱われることが多いため、データ通信量(いわゆる「ギガ」)を消費します。データ定額プランに加入していれば追加料金はかかりませんが、一部のキャリアやプランでは別途料金が必要なケースもあります。

正確な料金は、ご自身の契約プランを確認するのが確実です。

相手にはちゃんと届いている?

「送信済み」と表示されていれば、相手の端末までは届いています(配信確認)。

ただし、これはあくまで「相手のスマホに届いた」ことを示すだけで、iMessageの「開封済み」のように相手がメッセージを実際に読んだかどうか(開封確認)までは分かりません。

どうしても確認が必要な大切な連絡の場合は、電話をかけるなど別の方法で確認するとより確実でしょう。

緑色から青色に戻すにはどうすればいい?

原因によって対処法が異なります。

  • 自分や相手の電波が悪い場合: 電波の良い場所に移動してから再度送信する。
  • 自分のiMessage設定がオフの場合: 「設定」→「メッセージ」からiMessageをオンにする。
  • 相手が原因の場合: 相手にiMessageをオンにしてもらったり、電源を入れてもらったりする必要があります。

まずは電波状況と自分の設定を確認し、それでも改善しない場合は相手側に何らかの原因がある可能性が高い、と考えて良いでしょう。

まとめ:緑色のメッセージは「おせっかい機能」だった!

iPhoneのメッセージが緑色になるのは、故障やエラーではなく、「iMessageで送れない状況でも、きちんと相手にメッセージを届けよう」というiPhoneの親切な機能によるものです。

その原因は、相手がAndroidユーザーだったり、電波が悪かったりと様々です。

緑色の吹き出しを見ても慌てず、「今は電話回線で送ってくれたんだな」と理解すれば、もう不安になることはありません。この記事が、あなたのiPhoneライフのお役に立てれば幸いです。

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