結婚式のプロフィールムービーや二次会で、定番ともいえる質問「どんな夫婦になりたいですか?」。
「笑顔の絶えない家庭を築きたいです」といった定番の答えも素敵ですが、「せっかくなら、もっと自分たちらしくて、ゲストの記憶に残るような答えを伝えたい!」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなお二人のために、ユーモアあふれる面白い回答から、心温まる感動的な回答、そして二人ならではのユニークな回答を作るためのヒントまで、幅広くご紹介します。
この記事を読めば、きっとお二人にぴったりの言葉が見つかるはずです。
「どんな夫婦になりたい?」と聞かれる理由とは?
そもそも、なぜ結婚式の場で「どんな夫婦になりたいか」を質問されるのでしょうか。
それは、ゲストがお二人の人柄や価値観、そして未来への想いを知りたいと願っているからです。
ただの形式的な質問ではなく、ゲストは「この二人はどんな未来を描いているんだろう?」「どんなことを大切にしていくんだろう?」と、お二人の物語に興味を持っています。
この質問は、お二人がどんなカップルで、これからどんな家庭を築いていくのかを、ゲストに知ってもらう絶好の機会なのです。
だからこそ、少し照れくさいかもしれませんが、お二人ならではの言葉で未来像を語ることで、会場全体が温かい祝福の空気に包まれます。
この質問の意図を理解するだけで、回答を考えるのが少し楽しくなりませんか。
これからご紹介する回答例や作り方のポイントを参考に、ぜひお二人らしい素敵な答えを見つけてくださいね。
面白いだけじゃない!回答を考える3つの大切なポイント
ゲストの心に残る回答を作るには、ただ面白い言葉を探すだけではなく、いくつかのポイントを押さえることが大切です。
いきなり例文を探し始める前に、まずはお二人で「どんな想いを伝えたいか」を話し合ってみましょう。
「二人らしさ」を大切にする
一番大切なのは、お二人の個性や関係性が伝わることです。
例えば、共通の趣味や好きなこと、出会いのきっかけ、お互いの性格などをヒントに考えてみましょう。
インドア派のカップルとアウトドア派のカップルでは、理想の夫婦像も自然と変わってくるはずです。
「いつも二人で笑っているよね」と周りから言われるならユーモアを交えて。
「二人とも真面目だね」と言われるなら、誠実さが伝わる言葉を選んでみてはいかがでしょうか。
背伸びをする必要はありません。等身大のお二人の姿が垣間見える言葉こそ、ゲストの心に響きます。
ゲストへの感謝や配慮を忘れない
結婚式は、これまでお世話になった大切な方々へ感謝を伝える場でもあります。
お二人の未来を語る言葉の中に、ゲストへの想いを少しだけ加えることで、回答にぐっと深みが出ます。
例えば、「ここにいる皆さんのように、周りの人を大切にできる夫婦になりたいです」といった言葉や、「皆さまに気軽に遊びに来てもらえるような、温かい家庭を築きます」といった表現も素敵です。
お二人だけの世界で完結するのではなく、ゲストとの繋がりを感じさせる一言を添えることで、会場全体が一体感に包まれるでしょう。
具体的なエピソードや情景を思い浮かべる
「優しい夫」「明るい妻」といった抽象的な言葉だけでは、なかなかイメージが伝わりにくいものです。
そこで、「どんな時にそう感じるか」を具体的に表現してみましょう。
「笑顔の絶えない家庭」を目指すなら、「どんな些細なことでも食卓で報告しあって、毎日笑い合える夫婦」のように、具体的なシーンが目に浮かぶような言葉を選ぶのがおすすめです。
「休みの日に一緒に料理をする」「何年経っても手をつないで散歩する」など、お二人が思い描く幸せな日常を切り取って言葉にすることで、より共感を呼び、聞いている人も温かい気持ちになります。
【タイプ別】「どんな夫婦になりたい?」面白い&素敵な回答例25選
ここでは、具体的な回答例を4つのタイプに分けてご紹介します。
お二人のキャラクターや、結婚式の雰囲気に合わせて選んでみてくださいね。
ユーモアで会場を和ませる回答例
クスッと笑える回答は、会場の雰囲気を明るくし、お二人らしい親しみやすさを伝えます。
- お互いのスマホのロックは知らなくても、心のロックだけはいつでも解除し合える夫婦
- 最新家電と夫(妻)、どちらの取扱説明書もじっくり読み解ける夫婦
- 会話のキャッチボールで、たまに暴投しても笑って許せる夫婦
- 相手の好きなメニューのレパートリーが、どんどん増えていく夫婦
- 「あれ取って」だけで、何が欲しいか通じ合う夫婦
- おじいちゃんおばあちゃんになっても、お互いを最新のあだ名で呼び合う夫婦
ほっこり感動を誘う回答例
心温まるストレートな言葉は、聞いている人の胸にじんわりと響きます。
- 「ただいま」と「おかえり」が、一日で一番の癒やしになる夫婦
- 何年経っても、手をつないで散歩するのが楽しみな夫婦
- 良いことも悪いことも、世界で一番に報告し合える夫婦
- お互いの一番のファンであり、一番の味方でいられる夫婦
- 嬉しいことは2倍に、悲しいことは半分こにできる夫婦
- 記念日だけでなく、なんでもない日にも「ありがとう」を伝えられる夫婦
- どちらかが疲れている時には、そっと寄りかかれる止まり木のような存在でいられる夫婦
有名な言葉・ことわざをアレンジした回答例
誰もが知っている言葉を少しアレンジすると、ウィットに富んだ印象的な回答になります。
- 「情けは人の為ならず」のように、お互いへの思いやりが巡り巡って自分たちの幸せになる夫婦
- 「ペンは剣よりも強し」と言いますが、私たちは「対話は喧嘩よりも強し」をモットーにする夫婦
- 「ローマは一日にして成らず」。私たちも日々の小さな積み重ねを大切にして、素敵な家庭を築いていきたいです
- 「三人寄れば文殊の知恵」と言いますが、まずは「二人寄れば最強のチーム」を目指します
- 「お腹が空いては戦ができぬ」の精神で、まずは美味しいごはんを一緒に食べることを大切にする夫婦
共通の趣味や好きなものを絡めた回答例
お二人ならではの趣味や好きなことを盛り込むと、オリジナリティが一気に高まります。
- 【ゲーム好きなら】 ラスボスも二人で協力すれば倒せるように、人生の困難も一緒に乗り越えていく夫婦
- 【旅行好きなら】 行ったことのない場所にワクワクするように、これから先の未来も二人で冒険し続ける夫婦
- 【音楽好きなら】 息の合ったセッションのように、お互いの個性を尊重し合いながら一つのハーモニーを奏でる夫婦
- 【料理好きなら】 隠し味がお互いの愛情であるような、温かくて美味しい毎日を作っていく夫婦
- 【スポーツ好きなら】 最高のチームメイトとして、お互いに的確なパスを出し合える夫婦
- 【映画好きなら】 エンドロールの後も語り合いたくなるような、味わい深い人生を共にする夫婦
- 【マンガ好きなら】 次の巻が待ち遠しくなるマンガのように、ページをめくるのが楽しみになる毎日を過ごせる夫婦
回答に困ったときの「逆転の発想」
「なりたい夫婦像」がどうしても思いつかない…。そんな時は、発想を転換してみましょう。
「こんな夫婦にはなりたくない」という、”理想とは逆の姿”から考えてみるのです。
例えば、「会話のない夫婦はイヤだな」「感謝を忘れるのは寂しいな」といったネガティブなイメージを、ポジティブな言葉に変換してみましょう。
この方法は、お二人が本当に大切にしたい価値観を見つけるのに役立ちます。
こんな夫婦はイヤだ… | ポジティブに変換すると… |
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会話がない、すれ違いが多い | どんな些細なことでも「今日の出来事」を報告し合って笑える夫婦 |
感謝の言葉がない | 「ありがとう」と「ごめんね」を素直に伝え合える夫婦 |
相手に無関心、干渉しない | お互いが一番の理解者であり、一番のファンでいられる夫婦 |
すぐに喧嘩になる | 意見が違っても、まずはお互いの話を最後まで聞ける夫婦 |
一緒にいても楽しくない | 同じテレビ番組を見て、同じタイミングでツッコミを入れられる夫婦 |
このように、「なりたくない姿」を裏返すことで、具体的で共感しやすい「なりたい姿」が見えてきます。
ぜひ、お二人で「これだけは避けたいね」という点を話し合ってみてください。
まとめ
「どんな夫婦になりたいですか?」という質問は、お二人の未来を描き、それを大切なゲストと共有するための素敵な機会です。
今回ご紹介した例文や考え方のヒントが、お二人らしい言葉を見つける手助けとなれば嬉しいです。
大切なのは、上手な言葉を探すことよりも、お二人でじっくりと話し合い、心からの想いを自分の言葉で伝えることです。
そうすれば、きっとゲストの心に温かく響き、忘れられない思い出の一つになるはずです。
お二人の未来が、素晴らしいものになることを心から願っています。