【解決】AirPodsの音が小さい!5つの原因と自分でできる対処法を徹底解説

【解決】AirPodsの音が小さい!5つの原因と自分でできる対処法を徹底解説

「あれ、いつもよりAirPodsの音が小さい…?」

「片方だけ聞こえにくい気がする…」

毎日使っているAirPodsから突然音が小さく聞こえると、故障かと焦ってしまいますよね。音楽やポッドキャストへの集中が妨げられ、ストレスを感じることもあるでしょう。

でも、安心してください。その問題、実は簡単な設定の見直しやお手入れで解決することがほとんどです。

この記事では、AirPodsの音が小さくなる原因を特定し、ご自身で今すぐ試せる具体的な対処法を、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。一つずつ試していけば、きっとあなたのAirPodsも元のクリアなサウンドを取り戻せるはずです。

目次

AirPodsの音が小さい時に考えられる主な原因

音が小さいと感じた時、やみくもに対処法を試すのは非効率です。まずは、どのような原因が考えられるのかを知ることで、解決への近道が見つかります。主な原因は以下の5つです。

① 汚れの蓄積による物理的な詰まり

最もよくある原因が、スピーカーメッシュ部分の汚れです。AirPodsは耳に直接装着するため、耳垢や皮脂、ホコリなどが付着しやすくなっています。この汚れがメッシュの穴を塞いでしまい、物理的に音の通り道を狭くしてしまうのです。特に意識して掃除をしていない場合、まずこの原因を疑ってみるのが良いでしょう。充電ケース内部の端子部分に汚れが溜まり、接触不良を起こしている可能性も考えられます。

② iPhone・iPad本体の音量設定ミス

AirPods自体の問題ではなく、接続しているiPhoneやiPad側の設定が原因で音が小さくなっているケースも少なくありません。例えば、気づかないうちにデバイス本体の音量リミッター(上限設定)がオンになっていたり、左右の音のバランスが片方に寄ってしまっていたりすることがあります。また、音楽アプリ独自のイコライザ設定が、音量を下げる設定になっている可能性も否定できません。

③ Bluetooth接続の一時的な不具合

AirPodsはBluetoothでデバイスと接続されています。このBluetooth接続が何らかの理由で不安定になると、音量の情報が正しく伝わらず、音が小さくなることがあります。特に、駅や繁華街など多くの電波が飛び交う場所では、接続が不安定になりやすいです。一時的なソフトウェアのバグが原因で、接続に問題が生じていることも考えられます。

④ AirPods本体のバッテリー残量不足

見落としがちですが、AirPods本体や充電ケースのバッテリー残量が極端に少ない場合、パフォーマンスが低下して音が小さく感じられることがあります。これは、デバイスが省電力モードのような状態で動作し、出力を抑えようとするために起こる現象です。まずは十分なバッテリー残量があるかを確認することも大切になります。

⑤ ファームウェアが最新でない

AirPodsは、時々バックグラウンドで「ファームウェア」という本体のソフトウェアを更新しています。このファームウェアが古いバージョンのままだと、音量に関するバグが修正されず、問題が解決しないことがあります。通常は自動でアップデートされますが、何らかの理由で更新が適用されていない可能性も考慮に入れましょう。

【まずはコレを試して】AirPodsの音が小さい時の基本対処法5選

原因の見当がついたら、いよいよ対処法を試していきましょう。誰でも簡単に試せる基本的な方法からご紹介します。多くの場合、これらの手順で問題は解決するはずです。

対処法1:AirPodsと充電ケースを掃除する

物理的な汚れが原因の場合、掃除が最も効果的です。以下の道具を用意し、優しく丁寧に行いましょう。

用意するもの:

  • 糸くずの出ない柔らかい布(マイクロファイバークロスなど)
  • 乾いた綿棒
  • 毛先の柔らかいブラシ(歯ブラシなど)

掃除の手順:

  1. まず、乾いた布でAirPods全体の汚れを拭き取ります。
  2. スピーカーのメッシュ部分は、乾いた綿棒や毛先の柔らかいブラシで、優しく汚れをかき出すように掃除してください。内部に汚れを押し込まないよう注意が必要です。
  3. 充電ケースも同様に、布やブラシで内外の汚れを取り除きます。Lightning端子の内部も、汚れが溜まっていたら優しく除去しましょう。

注意点:

  • 液体や洗剤、アルコール、研磨剤は絶対に使用しないでください。故障の原因となります。
  • メッシュ部分を強く突きすぎないように気をつけましょう。

対処法2:iPhone本体の音量設定を見直す

次に、iPhone側の設定を確認します。見落としがちなポイントが3つあります。

  1. 音量上限の確認
    • 「設定」アプリを開き、「サウンドと触覚」をタップします。
    • 「ヘッドフォンの安全性」を選択し、「大きな音を抑える」のスイッチがオフになっているか確認。オンの場合は、一度オフにして音量が変化するか試してみてください。
  2. オーディオバランスの確認
    • 「設定」アプリから「アクセシビリティ」に進みます。
    • 「オーディオ/ビジュアル」をタップし、「バランス」のスライダーが中央にあるか確認します。これが左右どちらかに偏っていると、片方の音が小さく聞こえてしまいます。
  3. イコライザ設定の確認
    • 「設定」アプリから「ミュージック」を選択します。
    • 「イコライザ」をタップし、「オフ」になっているか確認します。「Late Night」などの設定は音量が小さくなる傾向があるため、一度オフにしてから再度音楽を再生してみましょう。

対処法3:Bluetoothの再接続を試す

一時的な接続不良は、Bluetoothのオン・オフでリフレッシュできます。

  1. iPhoneの画面を右上から下にスワイプ(ホームボタンがある機種は下から上にスワイプ)して、コントロールセンターを表示します。
  2. 青く点灯しているBluetoothアイコンをタップしてオフにします。
  3. 10秒ほど待ってから、再度アイコンをタップしてオンに戻します。
  4. AirPodsを耳に装着し、音が正常に戻ったか確認してください。

対処法4:AirPodsを再起動(リセット)する

接続の再設定を行うことで、多くのソフトウェア的な問題が解決します。

  1. AirPodsを両耳とも充電ケースに入れ、蓋を閉じます。
  2. 30秒ほど待ってから、蓋を開けます。
  3. iPhone側で「設定」→「Bluetooth」と進み、お使いのAirPodsの右側にある「i」マークをタップします。
  4. 「このデバイスの登録を解除」を選択し、確定します。
  5. AirPodsのケースの蓋を開けたまま、ケース背面にある設定ボタンを15秒ほど長押しします。ステータスランプがオレンジ色に点滅した後、白色に点滅したらリセット完了です。
  6. 再度iPhoneに近づけて、初期設定と同じようにペアリングし直します。

対処法5:iPhoneやiPadを再起動する

AirPods側ではなく、接続しているiPhoneやiPadに一時的な不具合が生じている可能性もあります。デバイス本体の再起動は、多くの問題を解決するシンプルかつ強力な方法です。一度電源を完全にオフにし、少し待ってから再度電源を入れてみましょう。

【上級編】それでも直らない場合の応用的な対処法4選

基本的な対処法を試しても改善しない場合は、もう少し踏み込んだ方法を試してみましょう。

対処法6:「低電力モード」をオフにする

iPhoneのバッテリーを節約する「低電力モード」は、一部の機能を制限するため、音量に影響を与える可能性があります。

  • 「設定」→「バッテリー」と進み、「低電力モード」がオンになっていれば、オフに切り替えてみてください。

コントロールセンターにバッテリーの項目を追加しておくと、素早く切り替えができて便利です。

対処法7:「絶対音量」を無効にする(Androidの場合)

もしAndroidデバイスでAirPodsを使用していて音が小さい場合、「絶対音量」の設定が影響していることがあります。これは、スマホ本体の音量とBluetoothイヤホンの音量を同期させる機能です。

  • Androidの「設定」から「開発者向けオプション」を開きます。
  • 「Bluetooth絶対音量を無効にする」という項目を探し、オン(無効化)にしてみてください。※「開発者向けオプション」は、通常は非表示になっています。「設定」→「デバイス情報」→「ビルド番号」を7回連続でタップすると表示されるようになります。

対処法8:AirPodsのファームウェアをアップデートする

ファームウェアは通常、以下の条件が揃うと自動でアップデートされます。

  • AirPodsが充電ケースに入っている
  • 充電ケースが充電中である
  • ペアリングされているiPhoneやiPadがWi-Fiに接続されている

意図的にアップデートするには、この状態にしてしばらく放置するのが最も確実です。現在のバージョンは、「設定」→「Bluetooth」でAirPodsの「i」マークをタップし、「バージョン」の項目で確認できます。

対処法9:他のデバイスに接続してみる

問題がAirPods側にあるのか、それともiPhone側にあるのかを切り分けるための最終確認です。家族のスマートフォンや、PC、タブレットなど、別のデバイスにAirPodsを接続してみてください。

  • 他のデバイスでも音が小さい場合: AirPods本体のハードウェア的な故障の可能性が高いです。
  • 他のデバイスでは正常な音量の場合: お使いのiPhoneやiPad側の設定やソフトウェアに、まだ解決できていない問題が残っていると考えられます。

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どうしても改善しない場合はAppleのサポートへ

ここまで紹介したすべての方法を試しても音が小さいままの場合、残念ながらAirPods本体のスピーカー故障や内部的なハードウェアの不具合が考えられます。その際は、無理に自分で分解しようとせず、Appleの公式サポートに相談しましょう。

Apple Storeへの持ち込み予約や、配送修理の手配が可能です。AppleCare+に加入しているか、保証期間内かによって修理料金が異なります。

参考:AirPods の修理サービス (Apple公式サイト)

まとめ:AirPodsの音が小さい問題は、まず掃除と設定確認から!

今回は、AirPodsの音が小さくなった時の原因と対処法を詳しく解説しました。

多くの場合、スピーカーメッシュの掃除や、iPhoneの音量設定の見直しBluetoothの再接続といった基本的な対処法で解決します。焦って修理に出す前に、まずは本記事で紹介した手順を一つずつ落ち着いて試してみてください。

それでも改善しない場合は、応用的な対処法や他のデバイスとの接続を試し、最終的にはAppleサポートへの相談を検討しましょう。

快適なオーディオライフを取り戻すために、この記事がお役に立てれば幸いです。

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