神社やお寺に行くと、たくさんの絵馬が掛けられているのを目にしますよね。「合格祈願」や「健康祈願」など、願いごとを書いた経験がある方も多いでしょう。
でも、いざ子どもに「絵馬ってなに?」と聞かれたとき、うまく説明できますか?
また、自分の住所や名前をどこまで詳しく書くべきか、迷ったことはないでしょうか。
先に結論をお伝えすると、絵馬とは願いごとやお礼の気持ちを神様・仏様に届けるために奉納する木の板のことです。書き方に厳しい決まりはありませんが、「裏面に油性ペンで」「願いごとは1つに絞って」「個人情報は書きすぎない」の3つを押さえておけば安心です。
この記事では、絵馬の本来の意味や由来、そして現代に合わせた「正しい書き方」を解説します。願いごと別の例文や、奉納の流れ、持ち帰ったあとの処分方法までまとめました。
読み終わる頃には、お子さんにも分かりやすく説明できるようになり、自信を持って絵馬を奉納できるようになりますよ。
絵馬とはどんな意味?子どもに説明するコツ
絵馬(えま)とは、自分の願いごとを神様や仏様に伝えるため、あるいは願いが叶ったお礼を伝えるために奉納する「木の板」のことです。
基本的には、神社の授与所などで購入し、その場で願いを書いて境内の指定場所に掛けて帰ります。神社のイメージが強いかもしれませんが、お寺でも絵馬を奉納できるところはたくさんあります。
絵馬の役割は「神様へのお手紙」
大人向けに言うと「祈願やお礼のための奉納物」ですが、子どもに説明するときは少し難しいですよね。
そんなときは、以下のように伝えてあげるとイメージしやすくなります。
- 「神様に願いごとを届けるための、特別なお手紙だよ」
- 「神様は馬に乗って願いを叶えに来てくれるから、馬の絵が描いてあるんだよ」
ただお願いするだけでなく、「いつもありがとうございます」という感謝の気持ちも込めると良いことを教えてあげましょう。
年齢に合わせた伝え方の例
お子さんの年齢によって、伝わりやすい言葉は変わります。目安として、次のように言い換えてみてください。
| 年齢の目安 | 伝え方の例 |
|---|---|
| 幼児(3〜6歳ごろ) | 「神様にお願いごとを届けるお手紙だよ。この板に書くと、神様が読んでくれるんだよ」 |
| 小学校低学年 | 「昔は神様に本物のお馬さんをプレゼントしていたんだよ。でも大変だから、お馬さんの絵を描いた板に変わったんだって」 |
| 小学校高学年以上 | 「絵馬は、願いごとやお礼を書いて神社やお寺に納める板のこと。書くことで自分の目標をはっきりさせる意味もあるんだよ」 |
「どうして神社に置いていくの?」と聞かれたら、「神様のそばに置いておくと、ずっと見守ってもらえるからだよ」と答えてあげると納得しやすいでしょう。
どんな種類の絵馬があるの?
一般的な絵馬は、片面に馬の絵、もう片面が無地になっていますが、最近ではさまざまなデザインがあります。
- 干支(えと)の絵馬:その年の干支が描かれたもの。
- アニメやキャラクターの絵馬:聖地巡礼で有名な神社などで見られます。
- 変わった形の絵馬:ハート型(縁結び)や、鳥居の形、キツネの形など。
- 祈願の内容に合わせた絵馬:合格祈願、安産祈願、交通安全など、目的ごとに絵柄が用意されているもの。
形は違っても「神様に想いを届ける」という役割は同じです。お子さんと一緒に「どの絵馬にする?」と選ぶのも楽しみの一つですね。
ちなみに、2026年(令和8年)の干支は「午(うま)」です。絵馬の由来である馬にちなんだ年なので、干支の絵馬にも馬が描かれています。2027年(令和9年)は「未(ひつじ)」年です。
「小絵馬」と「大絵馬」の違い
私たちが普段手にする、手のひらサイズの絵馬は「小絵馬(こえま)」と呼ばれます。個人が願いごとを書いて奉納するためのものです。
一方、額に入った大きな絵馬は「大絵馬(おおえま)」と呼ばれます。有力者や商人、団体などが絵師に描かせて奉納したもので、神社やお寺の「絵馬堂(絵馬殿)」と呼ばれる建物に掲げられていることがあります。参拝のときに探してみると、昔の人の願いや暮らしぶりが分かって面白いですよ。
なぜ馬なの?絵馬の由来と歴史
「絵馬」という名前の通り、昔は「本物の馬」が関係していました。なぜ馬が選ばれたのか、その歴史を紐解いてみましょう。
昔は「本物の馬」を神様にプレゼントしていた
古くから日本では、神様は馬に乗って私たちの世界へ降りてくると信じられていました。馬は「神様の乗り物(神馬・しんめ)」として、とても神聖な生き物だったのです。
奈良時代ごろには、雨を降らせてほしい時や、大きな願いごとをする時に、生きた本物の馬を神社に奉納していました。
京都の貴船神社には、日照りが続くときの「雨乞い」には黒い馬を、長雨を止めたいときの「雨止め」には白い馬や赤い馬を奉納したという言い伝えが残っています。のちに生きた馬の代わりに馬の絵を描いた板(板立馬)を納めるようになったとされ、貴船神社は「絵馬発祥の地」の一つとして知られています。
しかし、馬は非常に高価で、世話も大変です。誰もが簡単に奉納できるものではありませんでした。奉納される神社の側にとっても、馬の世話は大きな負担だったと考えられています。
「木で作った馬」から「板に描いた馬」へ
そこで、本物の馬の代わりに「木で作った馬」や「土で作った馬」を奉納するようになりました。
さらに時代が進むと、それが簡略化され、木の板に馬の絵を描いて奉納する形へと変化していきました。これが現在の「絵馬」の始まりです。
平安時代以降、神様と仏様を一緒に信仰する考え方が広まると、神社だけでなくお寺にも絵馬が奉納されるようになりました。室町時代から安土桃山時代にかけては、絵馬が大型化し、名のある絵師が描いた豪華な大絵馬も登場します。
江戸時代になると、庶民の間でも絵馬を奉納する習慣が広まりました。この頃から、馬だけでなく、病気が治るように願いを込めた絵や、縁起の良い絵柄など、さまざまな絵馬が登場するようになったと言われています。
流れを整理すると、次のようになります。
| 時代 | 奉納されたもの |
|---|---|
| 古代〜奈良時代ごろ | 生きた馬(神馬)。やがて木や土で作った馬で代用 |
| 平安時代ごろ | 板に馬の絵を描いたものが広まる。お寺にも奉納されるように |
| 室町〜安土桃山時代 | 大型で豪華な大絵馬が登場。絵馬堂も建てられる |
| 江戸時代 | 庶民にも広まり、馬以外の絵柄が増える |
| 現代 | 願いごとを文字で書く小絵馬が主流。形や絵柄も多様に |
なお、絵馬の起源や時代の区切りには諸説あります。お子さんには「昔は本物の馬だったけれど、だんだん絵に変わっていった」という大きな流れを伝えれば十分です。
【合格・健康】絵馬の正しい書き方・4つのポイント
せっかく願いを書くなら、神様にしっかり伝わるように書きたいですよね。ここでは、現代の事情に合わせた書き方のポイントを4つ紹介します。
なお、絵馬の書き方に全国共通の厳密な決まりがあるわけではありません。神社やお寺によって案内が異なることもあるので、記入例や注意書きが掲示されている場合は、そちらを優先してください。
ポイント1:絵馬の「裏側」に油性ペンで書く
絵が描いてある方が「表」、何も書いていない方が「裏」です。願いごとは絵馬の裏側に書きましょう。
多くの神社では、サインペンや筆ペンが用意されていますが、もし自分で持参するなら黒の油性マジックがおすすめです。
絵馬は屋外に掛けられるため、雨風にさらされます。水性ペンだと文字がにじんで消えてしまう可能性があるため、しっかりと油性で書きましょう。
縦書き・横書きはどちらでも構いません。絵馬の形や書く文章の長さに合わせて選びましょう。両面に絵柄があるものや、表面に願いごとを書く欄が設けられているものは、その絵馬の形式に従えば大丈夫です。
ポイント2:言葉の選び方は「願い」か「誓い」かで使い分ける
願いごとの書き方には、大きく分けて2つのパターンがあります。どちらが正解ということはないので、自分の気持ちにしっくりくる方を選びましょう。
パターンA:「〜しますように」(伝統的・一般的)
最も一般的な書き方です。神様に素直にお願いをする、謙虚な姿勢を表します。
- 「家族みんなが健康で過ごせますように」
- 「志望校に合格できますように」
パターンB:「〜する!」「〜になる!」(決意表明)
受験やスポーツなど、自分の努力が必要な場面では、「言い切り」の形で書くのもおすすめです。神様にお願いするだけでなく、「自分も頑張ります」という誓いを立てる書き方です。
- 「〇〇大学に絶対合格する!」
- 「大会で優勝する!」
自分の努力ではどうにもならないことは「〜しますように」、自分の頑張りも必要なことは「〜する!」と使い分けるのも良いでしょう。
どちらの場合も、できるだけ具体的に書くのがコツです。「勉強を頑張る」よりも「〇〇高校に合格する」、「元気でいたい」よりも「家族全員が一年間、大きな病気をせずに過ごせますように」と書くほうが、自分の中でも目標がはっきりします。
反対に、他人の不幸を願う内容や、誰かを悪く言う言葉は書かないようにしましょう。絵馬は多くの人の目に触れるものでもあります。
ポイント3:名前と住所はどこまで書く?
神様に「どこの誰の願いか」を伝えるため、本来は住所と氏名を詳しく書くのが基本です。
しかし、絵馬は誰でも見ることができる状態で奉納されます。昨今はプライバシーの観点から、個人情報を詳しく書きすぎない方が安心です。絵馬が写真に撮られ、SNSなどに載せられてしまうおそれもあります。
【最近の推奨される書き方】
- 住所:都道府県や市町村まで(例:東京都世田谷区)。番地までは書かない。
- 氏名:イニシャル、または下の名前のみ(ひらがな)。
- 保護シール:個人情報保護シール(目隠しシール)を用意している神社もあります。また、シールを持参して貼るのも一つの方法です。
「住所や名前を書かないと願いが届かないのでは?」と心配になるかもしれませんが、住所を書かなくても願いが叶わないということはない、と説明している神社もあります。無理のない範囲で書けば大丈夫です。
特にお子さんの絵馬には、フルネーム・学校名・学年をそろえて書かないようにしましょう。志望校名を書く場合は、名前を下の名前やイニシャルにしておくと安心です。奉納した日付(年月日)を添えておくと、あとでお礼参りに訪れたときの記念にもなります。
ポイント4:1枚の絵馬に願いは1つに絞る
「あれもこれも叶えたい!」と、たくさんの願いを1枚に詰め込みたくなる気持ちはわかりますが、願いごとは1つに絞るのがベストです。
たくさんの願いを書くと、焦点がぼやけてしまい、神様に本気度が伝わりにくくなると言われています。一番叶えたい願いを、心を込めて大きく書きましょう。
複数の願いを書くことが禁止されているわけではありません。どうしても別の願いごとがある場合は、絵馬を分けて書くとよいでしょう。家族で1枚の絵馬に書くときは、「家族みんなが健康で仲良く過ごせますように」のように、全員に共通する願いにまとめると書きやすくなります。
書き方のチェックリスト
| 項目 | おすすめの書き方 | 避けたほうがよい書き方 |
|---|---|---|
| 書く場所 | 絵馬の「裏面」 | 絵柄のある「表面」 |
| ペンの種類 | 黒の油性マジック | 水性ペン、鉛筆 |
| 願いの数 | 1つに絞って大きく書く | 小さな文字でたくさん書く |
| 文末 | 「〜ように」または「〜する!」 | 迷いのある表現 |
| 個人情報 | 市町村まで、イニシャルや名前のみ | 住所の番地、電話番号、フルネーム |
| 内容 | 具体的な願いや目標、感謝の言葉 | 他人の不幸を願う内容、悪口 |
願いごと別・絵馬の書き方の例文
「何と書けばいいか思いつかない」という方のために、願いごと別の例文をまとめました。そのまま使っても、自分の言葉に置き換えても構いません。
| 願いごと | 例文 |
|---|---|
| 合格祈願 | 「〇〇高校に合格できますように」「〇〇大学〇〇学部に必ず合格する!」 |
| 健康祈願 | 「家族みんなが健康で過ごせますように」「おじいちゃんの病気が早く良くなりますように」 |
| 安産祈願 | 「元気な赤ちゃんが無事に生まれますように」「母子ともに健康で出産を迎えられますように」 |
| 縁結び | 「良いご縁に恵まれますように」「〇〇さんと末永く幸せに過ごせますように」 |
| 仕事・商売 | 「商売繁盛」「新しい職場で力を発揮できますように」 |
| スポーツ・習いごと | 「県大会で優勝する!」「ピアノの発表会で最後まで弾ききる!」 |
| 交通安全 | 「一年間、無事故で過ごせますように」 |
| お礼 | 「おかげさまで〇〇高校に合格しました。ありがとうございました」 |
子どもが書くときの例文とコツ
お子さんが自分で書く場合は、ひらがなでも、少し字が曲がっていても大丈夫です。大切なのは、自分の言葉で書くことです。
- 「じてんしゃに のれるように なりますように」
- 「サッカーが じょうずに なりますように」
- 「かぞくみんなが げんきで いられますように」
- 「九九を ぜんぶ おぼえる!」
書く前に「いちばんのお願いは何にする?」と聞いて、一緒に言葉を考える時間を作ってあげましょう。油性ペンは書き直しができないので、まだ字を書くのが難しい年齢なら、別の紙で練習してから書くか、大人が代わりに書いてあげるのも一つの方法です。服や手が汚れやすい点にも気をつけてあげてください。
絵馬の値段・奉納方法・持ち帰りについて
最後に、絵馬を購入してから奉納するまでの流れや、持ち帰りの可否について解説します。
絵馬の値段と購入場所
絵馬の初穂料(値段)は、500円〜1,000円程度が一般的です。大きさや絵柄によっては、1,500円前後のものもあります。
神社の社務所や授与所で購入できます。大きな神社では、合格祈願専用のセットなどが用意されていることもあります。
高い絵馬だからといってご利益が大きくなるわけではありません。自分が「これだ!」と感じた絵柄のものを選びましょう。
なお、神社では絵馬やお守りを「買う」とは言わず、「受ける」「授かる」と表現します。お子さんに「神様からいただくものだから、大切にしようね」と伝えるきっかけにもなりますね。
参拝から奉納までの流れ
絵馬は、先にお参りを済ませてから書くのが一般的です。当日の流れは次のとおりです。
- 手水舎で手と口を清める
- 拝殿でお参りをする:まずは日頃の感謝を伝えます。
- 授与所で絵馬を受ける
- 願いごとを書く:記入台とペンが用意されていることが多いです。
- 絵馬掛け所に掛ける:ひもをしっかり結び、落ちないようにします。
初詣や受験シーズンは記入台が混み合います。自宅でゆっくり書きたい場合は、絵馬を持ち帰って書き、後日あらためて奉納しても問題ありません。
絵馬の正しい掛け方・奉納場所
願いごとを書いたら、境内に設置されている「絵馬掛け所」に奉納します。
自分の絵馬を掛ける場所が見つかったら、以下の点に気をつけましょう。
- 絵が見えるように掛ける:神様から絵柄が見えるように、表(絵の面)を外側に向けて掛けます。
- 目線より高い位置に:神様への捧げ物なので、見下ろさないよう、できるだけ高い位置に掛けるのが丁寧です。
ただし、これらは「そうすると丁寧」と言われている目安で、厳密な決まりではありません。願いごとを書いた面を表に向けて掛ける人も多く、どちらでも失礼にはあたりません。お子さんの手が届く高さに、お子さん自身に掛けさせてあげるのも良い経験になります。
もし掛ける場所がいっぱいで、他の人の絵馬の上に重なってしまっても問題ありません。ただし、他人の絵馬を勝手に外したり動かしたりするのはマナー違反ですので注意しましょう。他の人の絵馬を写真に撮ってSNSに載せるのも控えましょう。
奉納された絵馬は、一定の期間掛けられたあと、神社やお寺でお焚き上げなどの形で丁寧に納められます。
持ち帰ってもいい?処分方法は?
「記念に持ち帰りたい」という場合は、持ち帰っても大丈夫です。
ただし、お土産物として扱うのではなく、神棚や部屋の高い位置(目線より上)に大切に飾りましょう。
【持ち帰った後の処分方法】
願いが叶った後や、一年経って古くなった絵馬は、感謝を込めて処分します。
- 神社に返納する:年末年始などに設置される「古札納所(こさつおさめしょ)」へ持って行き、お焚き上げしてもらいます。
- 自宅で処分する:どうしても神社に行けない場合は、白い紙に絵馬を置き、塩を振って清めてから包み、自治体の区分に従って処分します。
返納先は、絵馬を受けた神社やお寺が基本です。遠方で行けない場合は、近くの神社に相談してみましょう。ただし、他の神社の授与品は受け付けていないところや、郵送での返納に対応しているところなど対応はさまざまなので、事前に確認すると安心です。お寺で受けた絵馬はお寺へ、神社で受けた絵馬は神社へ納めるのが礼儀とされています。
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願いが叶ったときや、一区切りついたときは、絵馬を奉納した神社やお寺にお礼参りをしましょう。お参りで感謝を伝えるだけでも十分ですが、あらためて「おかげさまで合格しました。ありがとうございました」とお礼の絵馬を奉納する方もいます。
たとえ願いどおりの結果にならなかったとしても、「見守っていただきありがとうございました」と報告に行くのが丁寧です。お子さんにとっても、「お願いしたら、お礼を言う」という習慣を学ぶ良い機会になります。
絵馬に関するよくある質問
絵馬はいつ書いてもいいの?
一年中いつでも奉納できます。初詣や受験前に書く方が多いですが、七五三、誕生日、入学や就職の節目、旅行先での参拝など、願いごとやお礼を伝えたいと思ったときが書きどきです。
神社とお寺で書き方に違いはある?
書き方そのものに大きな違いはありません。どちらも裏面に願いごとと名前を書いて、決められた場所に掛けます。違うのはお参りの作法で、神社では「二礼二拍手一礼」が基本ですが、お寺では手を打たずに静かに合掌します。絵馬を書く前のお参りで、お子さんにも教えてあげるとよいでしょう。
書き間違えたらどうすればいい?
小さな間違いであれば、二重線で消して書き直せば大丈夫です。気になる場合は、新しい絵馬を受けて書き直しましょう。書き損じた絵馬は持ち帰らず、授与所で相談して納めさせてもらうのが丁寧です。
本人の代わりに家族が書いてもいい?
問題ありません。受験生本人が来られないときに保護者が合格祈願の絵馬を奉納したり、入院中の家族の回復を願って書いたりすることはよくあります。その場合は、「〇〇が志望校に合格できますように」のように、誰のための願いかが分かるように書きましょう。
複数の神社で絵馬を書いても大丈夫?
大丈夫です。複数の神社やお寺で絵馬を奉納したからといって、神様同士がけんかをするという考え方は一般的ではありません。ただ、あちこちで同じお願いを重ねるよりも、一つひとつの参拝で心を込めて書くことを大切にしましょう。
絵馬に絵を描いてもいい?
構いません。もともと絵馬は「絵」を奉納するものでした。願いごとに添えてイラストを描く人も多く、文字を書くのが難しい小さなお子さんなら、絵で願いを表すのも素敵な方法です。
まとめ
絵馬は、古くからの伝統に基づいた「神様への手紙」です。
子どもたちには「神様にお願いを届けるために書くんだよ」と教えてあげると、より興味を持ってくれるでしょう。
最後に、今回のポイントをおさらいします。
- 絵馬の由来は、神様の乗り物である「本物の馬」を奉納したこと。
- 願いごとは裏面に黒の油性ペンで書く。
- 自分に合った言葉(願いor誓い)を選んで書く。
- 個人情報はイニシャルや市町村名に留め、プライバシーを守る。
- 持ち帰った絵馬は神社やお寺に返納し、願いが叶ったらお礼参りをする。
次の参拝では、ぜひ親子で絵馬を書いてみてください。書くことで気持ちが整理され、目標に向かって頑張る力が湧いてくるはずですよ。
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