通話中に相手に音が聞こえないようにする方法|ミュートのコツと雑音対策

通話中に相手に音が聞こえないようにする方法|ミュートのコツと雑音対策

Web会議やオンライン通話中、生活音やキーボードのタイピング音が相手に聞こえていないか不安になったことはありませんか?

結論から言うと、通話中に相手に音が聞こえないようにするには、「ミュート機能とショートカットキーの活用」と「ツールやマイクのノイズキャンセリング機能の設定」の2つが最強の対策です。話していない間はミュートで音を完全に止め、話している間はノイズキャンセリングで声以外の音を減らす、という役割分担で考えると迷いません。

本記事では、Zoom・Teams・Google Meet・スマホ通話それぞれのミュート操作とショートカットキー、「ミュートしたのに聞こえていた」を防ぐ注意点、ノイズ抑制の設定、マイク選びまで分かりやすく解説します。設定の名称や手順は2026年10月時点の各公式ヘルプをもとにしています。

目次

通話中に相手に音が聞こえないようにする方法は3つ

相手に不要な音を聞かせない方法は、大きく分けて3つあります。それぞれ「いつ効くのか」「何の音に効くのか」が違うので、まずは全体像を押さえておきましょう。

方法効果があるタイミング防げる音費用
ミュート自分が話していない間マイクが拾うすべての音(声も含む)無料
ツールのノイズ抑制自分が話している間も含めて常時タイピング音、エアコン、ペットの鳴き声など声以外の音無料(一部は有料プランのみ)
マイク・イヤホンの見直し常時マイクから離れた場所の生活音、部屋の反響数千円〜

確実さで言えば、ミュートが一番です。ミュート中はこちらの音声そのものが送られないため、どれだけ大きな音がしても相手には届きません。一方で、自分が発言している間はミュートを解除するしかないので、その間の雑音はノイズ抑制とマイクで減らすことになります。

おすすめの順番は、「ミュートの操作を身につける → ツールのノイズ抑制を設定する → それでも足りなければマイクを見直す」です。最初の2つはお金をかけずに今日からできます。

通話中に相手に音が聞こえないようにする基本のコツ

Web会議や日常の通話において、不要な音を相手に聞かせないための基本は、こまめなミュート操作です。ここでは、基本的なツールの使い方から、素早く操作するコツを紹介します。

Web会議ツール(Zoom・Teams・Google Meet)のミュート機能を活用する

通話中に自分の発言が終わったら、すぐにミュートをオンにする習慣をつけましょう。ZoomやMicrosoft Teams、Google Meetなどの主要なWeb会議ツールには、画面上に分かりやすいマイクのアイコンが用意されています。このアイコンをクリックするだけで、こちらの音声を完全に遮断することが可能です。

ミュート中かどうかは、マイクのアイコンに斜線が入っているかどうかで見分けられます。「押したつもりで押せていなかった」という失敗が一番多いので、クリックした後にアイコンの見た目が変わったことまで確認するのがコツです。

特に複数人が参加する会議やテレワークでの通話では、自分が話していない間は常にミュートにしておくのが最低限のマナーと言えます。周囲の雑音(家族の話し声やペットの鳴き声など)だけでなく、無意識に出てしまう咳払いや、資料の紙をめくる音なども防ぐことができるため、進行役や他の参加者が話に集中しやすい環境を作れます。

ショートカットキーで素早くミュートを切り替える

マウスを使って画面上の小さなアイコンをクリックするのは、意外と手間がかかるものです。とっさに発言を求められた時や、急なくしゃみが出そうな時に慌てないよう、キーボードのショートカットキーを覚えておくことを強くおすすめします。

主要な3つのツールのショートカットキーは次のとおりです。

ツールミュートの切り替え(Windows)ミュートの切り替え(Mac)押している間だけミュート解除
ZoomAlt + ACommand + Shift + Aスペースキー長押し
Microsoft TeamsCtrl + Shift + MCommand + Shift + MCtrl + Space(Macは Option + Space)
Google MeetCtrl + DCommand + Dスペースキー長押し

例えばZoomの場合、Windowsなら「Alt + A」、Macなら「Command + Shift + A」を押すだけで、ミュートとミュート解除を瞬時に切り替えられます。Teamsにも同様のショートカットが用意されており、Windows環境では「Ctrl + Shift + M」、Macでは「Command + Shift + M」でオン・オフの切り替えが可能です。Google Meetは「Ctrl + D」(Macは「Command + D」)で、会議中に「Shift + ?」を押すとショートカットの一覧を確認できます。

注意したいのは、これらのショートカットは基本的に「会議のウィンドウを操作している状態」でないと効かない点です。資料やメモアプリを開いて作業している最中にキーを押しても、ミュートは切り替わりません。発言の直前に会議のウィンドウを一度クリックしてからキーを押す、という流れを癖にしておくと安心です。

なお、会議のホスト(主催者)であれば、参加者全員をまとめてミュートにすることもできます。Zoomの場合、Windowsは「Alt + M」、Macは「Command + Control + M」です。誰かのマイクから雑音が入り続けている時に、進行を止めずに対処できます。

参考:ホットキーとキーボードショートカットを使用する(Zoom Support)

話す時だけミュートを解除する「プッシュ・トゥ・トーク」が便利

さらに便利なのが、ミュート中に特定のキーを長押ししている間だけ一時的にミュートが解除される機能(プッシュ・トゥ・トーク)の存在です。キーから指を離せば自動でミュートに戻るため、「解除したまま戻し忘れる」という事故が起こりません。一言だけ相槌を打ちたい時や、短い返事をする際に非常に重宝するでしょう。

  • Zoom:ミュート中に「スペースキー」を長押し。設定の「オーディオ」にある「スペースキーを長押しして、一時的に自分のミュートを解除」の項目で有効・無効を切り替えます
  • Teams:Windowsでは「Ctrl + Spaceキー」、Macでは「Option + Spaceキー」を長押し。設定の「プライバシー」で、ミュート解除のキーボードショートカットがオンになっている必要があります
  • Google Meet:ミュート中に「スペースキー」を長押し

Zoomのスペースキー長押しは、公式のショートカット一覧ではmacOSの欄に掲載されていますが、Windows版のアプリでも設定の「オーディオ」に同じ項目が用意されています。お使いのアプリで項目が見当たらない場合は、アプリを最新版に更新してから確認してみてください。

これらのキー操作を手に覚えさせておけば、誤操作で生活音を垂れ流してしまうリスクを大幅に減らすことにつながります。

最初からミュートの状態で会議に参加する

意外と見落としがちなのが、会議に入った瞬間の音です。入室直後は椅子を引く音や家族への声かけが入りやすく、すでに誰かが話している場面に割り込んでしまうこともあります。

ZoomもTeamsもGoogle Meetも、参加ボタンを押す前の確認画面でマイクのオン・オフを選べます。ここでマイクをオフにしてから入室すれば、ミュートの状態でスタートできます。Zoomには、参加時に毎回マイクを自動でミュートにする設定も用意されているので、会議が多い方は設定画面でオンにしておくと押し忘れがなくなります。

スマホの電話・LINE通話でミュートにする

スマートフォンでLINE通話などを行う際も、通話画面のマイクアイコンをタップするだけで簡単にミュート状態へ移行できます。通常の電話アプリの場合も、通話中の画面にある「消音」(ミュート)ボタンをタップすれば、こちらの音声は相手に届かなくなります。一時的に席を外す際や、急に周囲が騒がしくなった時には、迷わずこの基本機能を活用してみてください。

ただし、1対1の通話でのミュートには気をつけたい点があります。Web会議と違って保留音が流れるわけではないので、相手からすると突然無音になり、「通話が切れたのかな?」と勘違いされることがあります。長めにミュートする時は、「少しだけ音を切りますね」と一言伝えてから操作すると親切です。

ミュートしたのに相手に音が聞こえてしまう4つの原因

「ミュートにしていたはずなのに、相手に聞こえていた」というトラブルは少なくありません。ミュートの仕組みを知っておけば、ほとんどは防げます。

ミュートの切り替えが反映されていなかった

もっとも多いのが、単純な操作ミスです。ショートカットキーを押したものの会議のウィンドウが選択されておらず反応していなかった、2回押してしまい元に戻っていた、といったケースが当てはまります。操作した後は、必ずマイクのアイコンに斜線が入っているかを目で確認しましょう。

画面共有でパソコンの音声を一緒に共有していた

マイクのミュートで止まるのは、あくまでマイクが拾う音だけです。画面共有の際に「コンピューターの音声を共有」などのオプションをオンにしていると、パソコンで鳴っている動画の音や通知音は、マイクとは別の経路で相手に届きます。マイクをミュートにしていても止まらないので、音を流す必要がない画面共有では、このオプションをオフにしておきましょう。

パソコンとスマホなど2台で同じ会議に参加していた

ミュートの状態は、参加している端末ごとに管理されます。パソコンでミュートにしていても、同じ会議に入っているスマホのマイクがオンのままなら、そちらから音が筒抜けになります。近くに置いた2台の間で音が回り込み、ハウリング(キーンという不快な音)の原因にもなるため、2台で参加する場合は片方のマイクとスピーカーを必ずオフにしてください。

ヘッドセット側のミュートとアプリのミュートを混同していた

ヘッドセットやマイク本体に付いているミュートボタンは、アプリのミュートとは別物です。製品によってはアプリの表示と連動しないため、「本体のボタンでミュートにしたつもりが、実は解除する操作になっていた」ということが起こり得ます。逆に、本体側だけミュートにしているとアプリ上はマイクがオンに見えるので、発言したのに声が届かない原因にもなります。どちらか片方に操作を統一するのが安全で、迷ったら画面で状態を確認できるアプリ側のミュートを使うのがおすすめです。

マイクやツールの「ノイズキャンセリング機能」を使いこなす

ミュートの切り替えだけでは対応しきれない状況において、頼りになるのがソフトウェアの力です。自分が話している最中のタイピング音や環境音を防ぐための具体的な設定を見ていきましょう。

ZoomやTeamsのノイズ抑制設定を見直そう

最近のWeb会議ツールには、非常に優秀なAIノイズキャンセリング(ノイズ抑制)機能が標準で搭載されています。設定を見直すだけで、通話相手に聞こえる不快な雑音を劇的に減らす効果が期待できます。

Microsoft Teamsを例に挙げると、「設定など」→「設定」→「デバイス」の中に「ノイズ抑制」という項目が存在します。会議中であれば、「その他のアクション」→「オーディオ設定」からも変更できます。レベルを選べる環境では、次の違いを目安にしてください。

  • 自動(既定):ほとんどの状況に合うよう、Teamsが抑制の強さを調整する
  • 低:パソコンのファンやエアコンなど、小さく鳴り続ける音を抑える
  • 高:犬の鳴き声やタイピング音など、音声以外の背景音をすべて抑える

また、Teamsには「音声分離」機能も追加されており、AIが自分の声だけを認識して、それ以外の音を自動的にブロックする設定も選べます。事前に設定の「認識」から自分の声(音声プロファイル)を登録しておく必要があり、登録にかかる時間は30秒ほどです。通常のノイズ抑制では消しきれない「周囲の人の話し声」まで抑えられるのが大きな違いですが、利用できる環境が限られるため、設定に項目が表示されない場合は通常のノイズ抑制を使いましょう。

Zoomでも同様に、設定の「オーディオ」から背景雑音の抑制レベルを「自動・低・中・高」の4段階で変更することが可能です。タイピング音やペットの鳴き声が気になる場合は「高」が向いています。さらに、同じ画面で「パーソナライズされたオーディオ分離」を選ぶと、自分の声の特徴をもとに、それ以外の音をより強く抑えてくれます。

特別な機材を買わなくても、ツールの設定を少し変更するだけで驚くほどクリアな音声を相手に届けられるため、重要な通話の前に必ず確認しておきたいポイントと言えるでしょう。

参考:Microsoft Teams会議のバックグラウンド ノイズを軽減する(Microsoft Support)

Google Meetのノイズキャンセルは使えるプランに注意

Google Meetにも「ノイズ キャンセル」機能があり、タイピング音やドアの閉まる音、部屋の反響音などを取り除いてくれます。会議中に「その他のオプション」→「設定」→「音声」と進み、「ノイズ キャンセル」をオンにするだけです。

ただし、ZoomやTeamsと違い、利用できるプランが決まっています。Googleのヘルプによると、対象はGoogle WorkspaceのBusiness Standard以上などの有料エディションや、保存容量2TB以上のGoogle Oneなどです(2026年10月時点)。無料の個人アカウントで設定に項目が出てこない場合は、後述するスマホ本体の機能やマイク側の対策で補いましょう。

もう一つ知っておきたいのが、Google Meetのノイズキャンセルは、テレビの音声や近くで話している人の声は取り除かないという点です。家族の話し声が気になる場合は、ミュートを基本にしつつ、口元の音だけを拾うマイクを組み合わせるのが現実的です。

iPhoneの通話は「声を分離」で周囲の音を抑えられる

スマホでの通話なら、iPhoneの「マイクモード」が役に立ちます。「声を分離」を選ぶと、自分の声を優先して拾い、周囲の雑音を抑えてくれます。設定手順は次のとおりです。

  1. 通話中に、画面の右上隅から下にスワイプしてコントロールセンターを開く
  2. 上部に表示される「電話コントロール」(アプリ名のコントロール)をタップする
  3. 「オーディオとビデオ」の中にあるマイクモードで「声を分離」を選ぶ

この設定は「設定」アプリからは変更できず、通話中にしか表示されません。また、選んだモードはその時に使っているアプリにだけ適用されるため、電話アプリで設定しても、LINEやZoomでは別途選び直す必要があります。対応機種はiPhone XR・iPhone XS以降で、通常の電話での「声を分離」はiOS 16.4以降で利用できます。iOS 18以降では、通話の種類に合わせてモードを切り替える「自動」も選べるようになっています。

ノイズ抑制を強くしすぎると声が途切れることもある

ノイズ抑制は強ければ強いほど良い、というわけではありません。抑制を「高」にすると、雑音と一緒に自分の声の一部まで削られてしまい、声がこもったり、話し始めが途切れたりすることがあります。「高」にして相手から聞き取りにくいと言われたら、一段階下げて様子を見てください。

また、楽器の演奏やBGMなど、声以外の音をあえて相手に届けたい場面では、ノイズ抑制が邪魔になります。こうした時は抑制を「低」にするかオフにしましょう。Zoomには、マイクの音を加工せずそのまま届けるためのオプションも用意されています。

自分の声が相手にどう聞こえているかは、自分では分かりません。Zoomの設定にあるマイクのテスト機能で録音を聞き返したり、本番前に同僚や家族と短いテスト通話をしたりして、実際の聞こえ方を確かめておくのが確実です。

ノイズキャンセリング搭載マイク・イヤホンを選ぶ

もし頻繁にテレワークやオンライン通話を行うのであれば、ハードウェア側での根本的な対策も検討する価値があります。パソコンに内蔵されているマイクは広範囲の音を拾いやすい性質があるため、タイピング音や家族の生活音が入り込む原因になりがちです。特にノートパソコンはマイクとキーボードの距離が近く、打鍵の振動まで本体を通じて伝わってしまいます。

そこで活躍するのが、通話向けのノイズキャンセリング機能を搭載したヘッドセットやイヤホンです。ここで気をつけたいのが、ノイズキャンセリングには2種類あるという点です。

種類誰のための機能か効果
ANC(アクティブノイズキャンセリング)自分(聞く側)自分の耳に入る周囲の騒音を打ち消す。相手に届く音は変わらない
通話用マイクのノイズキャンセリング(cVc、ENCなど)相手(聞いてもらう側)マイクが拾った音から、声以外の雑音を減らして相手に届ける

音楽鑑賞用のノイズキャンセリング(ANC)とは異なり、通話用マイクのノイズキャンセリング(CVCノイズキャンセリングなど)が備わっている製品を選ぶのがコツとなります。「ノイズキャンセリング搭載」と書かれていても、ANCだけの製品では相手に聞こえる雑音は減りません。商品説明で「通話用」「マイク」のノイズキャンセリングに触れているかを確認しましょう。

形状としては、口元までマイクが伸びているタイプ(ブームマイク付きのヘッドセット)が有利です。マイクと口の距離が近いほど、声は大きく、周囲の音は相対的に小さく拾われるためです。

相手の声をクリアに聞き取れるだけでなく、自分の声も雑音なく相手に伝わるため、コミュニケーションのストレスが大きく軽減されるでしょう。予算に余裕がある場合は、ぜひ通話品質に特化した外部デバイスの導入を検討してみてください。

通話環境を見直して不要な音をシャットアウト

ツールの設定やデバイスの買い替えに加えて、物理的な通話環境を整えることも重要です。マイクの特性を理解して選ぶことで、さらに快適な通話が実現します。

自分の声だけを拾う「単一指向性」マイクを活用する

マイクには、音を拾う方向を示す「指向性」という概念が存在します。テレワークなど、自分一人で通話を行う場面において、周囲の音を相手に聞こえないようにする最適な選択肢は「単一指向性(カーディオイド)」のマイクを使用することです。

マイクの指向性には大きく分けて以下の3種類があり、用途や環境によって正しく使い分ける必要があります。

指向性の種類音を拾う範囲の特徴おすすめの利用シーン
単一指向性(カーディオイド)マイクの正面の音だけを集中して拾い、背後や側面の音は拾いにくい個人のWeb会議、テレワーク、ゲーム実況
無指向性(全指向性)360度すべての方向から均等に音を拾う複数人が集まる会議室での通話、環境音の録音
双指向性マイクの正面と背面の音を拾い、側面の音は遮断する向かい合って行う対談、ラジオのパーソナリティ

単一指向性マイクを使用すれば、キーボードの奥側にマイクを配置したとしても、キーの打鍵音を拾いづらくなるというメリットを得られます。マイクを新しく購入する際は、パッケージやメーカーのスペック表で「指向性」の項目を必ずチェックし、自分の用途に合ったカーディオイド型の製品を選ぶようにしましょう。

マイクの置き方と部屋の工夫で雑音を減らす

良いマイクを使っていても、置き方次第で効果は大きく変わります。お金をかけずにできる工夫をまとめました。

  • マイクを口に近づける:距離が近いほど声が大きく入り、マイクの感度(入力音量)を下げられるので、遠くの生活音を拾いにくくなります
  • マイクの「背中」を雑音の方向に向ける:単一指向性マイクは背面の音を拾いにくいので、キーボードやドア、窓がマイクの後ろ側にくるように置きます
  • 机の振動を伝えない:机に直接置いたマイクは、タイピングの振動やマウスを置く音まで拾います。マイクアームを使うか、スタンドの下に厚手の布やマットを敷くだけでも軽減できます
  • 音の発生源を止める:窓とドアを閉める、通話中だけ換気扇や洗濯機を止める、パソコンとスマホの通知音を切る、といった基本も効果があります
  • スピーカーではなくイヤホンで聞く:相手の声をスピーカーから出すと、その音を自分のマイクが拾ってエコーの原因になります

タイピング音がどうしても気になる場合は、会議中のメモを手書きに切り替える、静音タイプのキーボードを使う、といった方法もあります。

シーン別:聞かれたくない音への対策早見表

ここまでの内容を、よくある場面ごとに整理しました。当てはまるものから試してみてください。

聞かれたくない音まずやることさらに効果を高めるなら
くしゃみ・咳・飲み物を飲む音ショートカットキーですぐにミュート普段はミュートにしておき、話す時だけ長押しで解除する
タイピング音ノイズ抑制を「高」にするヘッドセットに替える、マイクをキーボードから離す
家族の話し声・テレビの音話していない間はミュート音声分離(Teams)やパーソナライズされたオーディオ分離(Zoom)、口元で拾うマイクを使う
ペットの鳴き声・インターホンノイズ抑制を「高」にする鳴ったらすぐミュートできるようショートカットを覚える
エアコン・換気扇・パソコンのファンノイズ抑制を「自動」または「低」以上にする単一指向性マイクの背面を音源に向ける
屋外・カフェでのスマホ通話iPhoneなら「声を分離」をオン通話用ノイズキャンセリング付きのイヤホンを使う

通話中のミュートに関するよくある質問

ミュートにしたことは相手に分かりますか?

ZoomやTeams、Google MeetなどのWeb会議では、参加者の名前や映像の横にミュート中を示すマイクのアイコンが表示されるため、他の参加者にも分かります。会議ではミュートにしておくのが一般的なので、気にする必要はありません。一方、1対1の電話では無音になるだけなので、相手が戸惑わないよう一言添えるのがおすすめです。

ミュート中、相手の声はこちらに聞こえますか?

聞こえます。ミュートで止まるのは、こちらのマイクから相手へ送られる音だけです。相手の声や会議の音声はそのまま聞けるので、話を聞きながら安心して周囲の用事を済ませられます。

ミュートとカメラオフは連動しますか?

連動しません。マイクとカメラは別々に操作します。ミュートにしていても、カメラがオンなら映像は相手に届き続けます。席を外す時は、マイクとカメラの両方をオフにしましょう。

ノイズ抑制をオンにしていれば、ミュートしなくても大丈夫ですか?

おすすめしません。ノイズ抑制は「声以外の音」を減らす機能なので、近くにいる家族の話し声や、自分の独り言・ため息はそのまま届いてしまう場合があります。また、大きな音や突発的な音は消しきれないこともあります。話していない間はミュート、話している間はノイズ抑制、という併用が基本です。

スピーカーの音量を下げれば、相手に音は聞こえなくなりますか?

聞こえます。スピーカーやイヤホンの音量は「自分が聞く音」の大きさを変えるだけで、マイクが拾う音には関係ありません。相手に音を届けたくない時は、音量ではなくマイクのミュートを操作してください。

まとめ:ミュートと環境設定で快適な通話を実現しよう

通話中に相手に音が聞こえないようにするためのコツは、以下の3点に集約されます。

  • 自分が話さない時は、ショートカットキーを活用して素早くミュートにする
  • ZoomやTeamsの「ノイズ抑制設定」を高めに設定し、ツールのAIを活用する
  • 自分の声だけを拾う「単一指向性マイク」やノイズキャンセリング搭載のデバイスを使用する

これらを組み合わせることで、生活音やキーボードのタイピング音を気にすることなく、相手にとっても自分にとってもストレスのない快適な通話環境を手に入れることが可能です。まずは、今すぐ無料でできる「ツールの設定見直し」やショートカットキーの習得から試してみてはいかがでしょうか。

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