沖縄は大家族が珍しくない
沖縄では子沢山な家庭が珍しくなく、例えば僕の友人は子供8人の計10人家族。
僕自身も沖縄出身・在住で5人の子供がおり、毎日賑やかに過ごしています。
ちなみに、沖縄は出生率も高く全国一位の常連県です。
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この記事では、沖縄に大家族が多い理由や実情について考えていきます。
沖縄に大家族が多いのはなぜ?
厚生労働白書によると
出生順位別の子ども数の割合を見てみると、第3子以降の割合は全国1位である。すなわち、結婚した夫婦が全国で最も多く子どもを多く生んでいる
出典:厚生労働白書(PDF)
と記されており、やはり沖縄は子沢山家庭が多いことがうかがえます。
また、その理由について同資料では下記のとおり記されています。
- 共同社会的な精神がまだ残っており、子どもを産めばなんとか育てていける。
- 男児後継ぎの意識が強く残っているので男児が生まれるまで産児を制限しないという説がある。
一つずつ見ていきましょう。
理由①共同社会的な精神
「共同社会的な精神が残っている」とはつまり、地域で助け合うという共通認識があるということ。
沖縄では「子供は宝であり皆で見守っていくもの」という考えが根付いており、親戚同士や子供の親同士で助け合う場面も多くみられます。
例えば、塾や習い事の送迎を別の子の親が引き受けたり、買い物に別の家庭の子も一緒に連れていく場合もあります。
職場においても、子供の行事や急な熱発時には快くお休み・早退させてくれる場面をよく見ます。
子供が多くてもなんとか育てていける、そんな地域柄が大きく関係しているのかもしれません。
理由②男児後継ぎの意識
「男児後継ぎの意識が強く残っている」とは、男の子に家を継いでもらいたいという意識。
ゆえに男の子が生まれるまで子作りを制限しない、だから多子家庭が多いのではないかという見解です。
僕自身、第一子(長男)が生まれた時に「男の子で良かったわね、この地域では男の子じゃないと特にうるさく言われるわよ」と、近所のおばちゃんに言われたことがあります。
(そのおばちゃんも、だいぶ前に近所に嫁いできた)
しかしながら、これは10年以上前の話であり「後継ぎは男の子じゃなきゃダメ」みたいな話はそれ以降聞いたことがありません。
男女平等の観点からも、その傾向は薄れてきているように感じます。
親戚同士集まることも多い、沖縄の大家族
沖縄は、親戚同士で集まる機会がなにかと多いです。
旧盆や正月に集まるのはもちろん、清明祭(シーミー)や爬竜(ハーリー)、大綱引きなど。
また、特に行事がなくても親戚一同で運動会を開いたりファミリー会(ただのパーティー)を開いて積極的に交流の場をもつケースもよくあります。
大家族同士が集まり、かなりの大所帯になることもありますよ。笑
沖縄の大家族紹介
最後に、沖縄の大家族を2組だけ紹介させてください。
キラキラネーム揃いの6男3女、玉城家
まずは玉城ファミリー。
子供が9人(6男3女)で、いずれも名前が特徴的です。
玉城家のお父さんがテレビ番組のダイエット企画に出たのですが、子供が多い&名前がキラキラネームだと話題に。笑
下記の動画で観ることができます。
(1:16~8:07あたり)
子供を12人産んだ、助産師HISAKOさん
次に、なんと12人も子供を産んだHISAKOさん。
大阪からの移住組ではありますが、今ではすっかり”沖縄の大家族”として馴染んでいるようです。
助産師さんをされていて、YouTubeでの情報発信も行っています。
沖縄の大家族は十人十色
一口に「大家族」といっても、その成り立ちや生活スタイルは様々ですね。
大家族の生活、もう少し覗いてみませんか?
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