お店のホームページ集客に効果的な宣伝方法
お店(実店舗)の集客を加速させるためにホームページの運用を始めるケースは、今や珍しくありません。
ホームページを開設すれば、(大げさに言えば)全世界に向けて発信ができるので、それは自然な流れといえるでしょう。
とはいえ、「ホームページを作ったけど集客に活かしきれていない」というお店も多いのではないでしょうか。
この記事では、飲食店や小売店など、実店舗があるお店のホームページを集客するための、効果的な宣伝方法を紹介します。
僕が実際にみてきた事例をもとに、初心者でも実践しやすい方法を紹介していきます。
基本的なSEO対策をする
SEO対策を施すことは、ホームページの集客において大きな効果を与えます。
SEO対策とは
検索ユーザーが検索した時に、自社のホームページ(Webサイト)が検索結果の上位に表示されるよう、ホームページの最適化を行うこと。
例えば、SEOの観点では、上位表示を狙いたい検索ワードをホームページのタイトルや見出し・本文などに含めるのが一般的ですが、そのような施策がされていないお店のホームページも見受けられます。
例えば…
仮に「○○市 ヨガ教室」という検索ワードで上位表示させたい場合、ホームページのタイトルや見出しを以下のようにして、そのワードを含めるるなどの施策が考えられます。
「ヨガ教室名|○○市で実績のあるヨガ教室」
「ヨガ教室名|○○市で安く通えるヨガ教室」
※お店のキャッチフレーズとして含めると、自然に含めることができます。
これはキーワードを含めるための一例ですが、実際はこれに加えて”ユーザーの興味を惹くようなフレーズ”を考えるなど、もっと作り込む必要があります。
ホームページへの訪問者は検索ユーザーが大半を占める場合が多いため、基本的なSEO対策を行うだけでも、ある程度の集客・宣伝効果が期待できます。
ちなみに、地域に特化したSEOの施策は”ローカルSEO”とも言います。
基本的なMEO対策をする
基本的なMEO対策を行うことも、お店のホームページの集客・宣伝に効果的です。
MEO対策とは
Google地図検索(マップ検索)が行われた時に、自社のビジネス情報が上位に表示されるようにし、集客、ひいては実際の来店まで繋げるための施策です。
地図上(ローカルマップ上)に店舗情報を表示したり、MEOを行うには、Googleビジネスプロフィールへの登録が必要です。
基本的なMEO対策としては、下記のことに気を付けながらお店の基本的な情報を載せておけばひとまずは問題ないでしょう。
- なるべく詳細かつ正確な情報を載せる
- 自社ホームページへのリンクを載せる
- 最新情報や写真を積極的に投稿する
掲載するお店の基本情報は、なるべく一貫するのもポイントです。
例えば、
Aというサイトでは「TEL:000-111-XXXX」と掲載されているのに、
Bというサイトでは「TEL:000-222-XXXX」と掲載されている場合、
地図検索のエンジンとしてはどちらが正しいのか判断に迷いが生じてしまい、”情報の信頼度”という観点でマイナス評価になる可能性が考えられます。
また、MEOでは口コミが多いほど有利とも言われているので、口コミを増やす施策を行うのも有効です。
※ただし、低評価が多いと集客にはマイナスになりかねないので注意が必要です。
SNS(インスタやXなど)とつなげる
InstagramやX(旧Twitter)などのSNSアカウントを運用している場合、ホームページとリンクをつなげましょう。
具体的には、店舗アカウントのプロフィールに、お店の基本情報やホームページのリンクを記載します。
導線を意識し、ユーザーが自然とホームページに(ひいてはお店自体に)訪問するような構造にすることが大切です。
また、ホームページにも各SNSプロフィールページへのリンクを載せることで、SNSへのユーザー流入が期待できます。
そして、SNSに投稿する際は、多くの人にシェア・言及してもらえるようなコンテンツにすると効果的です。
お店について多くの人に言及してもらえると、SEO・MEOにも良い影響を与えます。
『地方の飲食店の為のインスタ集客術【失敗しないWebマーケティング戦略】』
お店のブログを更新する
実際に店舗のあるホームページの強みは、一次情報が潤沢にあることです。
店内の雰囲気やその日起きたこと、新メニュー情報など。
鮮度の高い一次情報を載せていくことで、SNSや他のサイトでシェアされやすくなり、集客に強いホームページとなっていきます。
商工会や行政施設に掲載をお願いする
所属している商工会や、お店がある地域の役所HPなどに、ホームページの掲載をお願いするのも一つの手です。
地域としても活性化に繋がるので、ハードルは低いでしょう。
地域とのつながりも実店舗の強みです。
『【赤字脱却】地方の飲食店の為のWeb集客戦略【初心者向け】』
広告を出すならしっかり運用を
ホームページ集客の選択肢の一つとして、Google広告など有料の広告を利用する方法があります。
個人的な意見ですが、余程の理由がない限り有料の広告は利用しなくても良いと思っています。
というのも、有料の広告はターゲティングやキーワード管理などをしっかり行っていないと、充分な費用対効果は期待できないからです。
広告出稿の代行業者もあるにはありますが、そのぶん費用がかさんでしまうのが現実です…。
広告を利用する場合は、検索ユーザーの地域や検索キーワード・年代等でしっかりターゲティングし、常に最適化し続けることが望まれます。
更新・メンテナンスを継続する
ホームページは、放置せずに更新やメンテナンスを継続して行うことが大事です。
時には、ホームページの構造やデザイン・セールスコピー等を見直し、アクセス数や成約率を高めていく努力も必要でしょう。
お店のホームページを継続して更新・改善していくことで、効果的な集客に繋がります。
まとめ
今回は、実店舗を運営している方(HP集客が専門でない方)でも比較的実践しやすい方法を紹介しました。
専門用語をもっとゴリゴリに使って解説しているサイトもありますが、それだと混乱を招き、誤って逆効果な施策をしてしまいかねないからです。
お店のホームページを効果的に宣伝するには、基本的なSEO・MEO対策やSNSとの連携、ブログ更新、地域との連携を図るなどの方法があります。
また、継続的なホームページ更新・メンテナンスを行うことが大切です。
まずは無理のないところから、できることを着実に実施していきましょう。
下記の記事ではブロガー向けの集客方法を紹介しています。
お店のホームページの集客方法とは少し異なりますが、参考になることもあると思うので、ぜひ覗いてみてください。