新しいiPhoneを選ぶとき、スペックやカメラ性能に目が行きがちですが、「重さ」も毎日使う上で非常に重要な要素です。
「昔のiPhoneは軽かったのに…」「Pro Maxって、実際どれくらい重いの?」
そんな疑問を抱いたことはありませんか?
この記事では、最新のiPhone 16シリーズから懐かしの初代モデルまで、歴代全iPhoneの重さを一覧にまとめ、ランキング形式でご紹介します。
さらに、シリーズごとの重さの特徴や、iPhoneが年々重くなる理由についても詳しく解説。この記事を読めば、あなたの使い方に最適な「重さ」のiPhoneがきっと見つかります。
【最新】iPhone 16シリーズの重さ
まずは、2024年9月20日に発売された最新モデル、iPhone 16シリーズの重さを見てみましょう。今回もProモデルではチタンフレームが継続採用されており、Pro Maxは過去最大の6.9インチディスプレイを搭載しています。
機種名 | 重さ | 特徴 |
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iPhone 16 | 170g | スタンダードモデル。多くの人にとって持ちやすい重さ。 |
iPhone 16 Plus | 199g | 大画面ながら、Pro Maxより28g軽い。 |
iPhone 16 Pro | 199g | チタン採用継続。Plusモデルと同重量だが、より高性能。 |
iPhone 16 Pro Max | 227g | 史上最大の6.9インチディスプレイ搭載。シリーズで最も重い。 |
興味深いことに、iPhone 16 ProとiPhone 16 Plusは同じ199gの重さですが、Proモデルの方がコンパクトで高密度な設計となっています。iPhone 16 Pro Maxは227gと、前モデルから6g増加しましたが、これは画面サイズの拡大によるものです。
【歴代モデル】iPhoneの重さ一覧ランキング(軽い順)
それでは、歴代全モデルを軽い順に並べたランキングを見ていきましょう。「とにかく軽いiPhoneがいい!」という方は必見です。
※以下の表について:デフォルトでは軽い順で表示されていますが、項目名をクリック or タップすることで表示順を並び替えられます。例えば「発売年」を押すと、「発売年」の昇順(または降順)で表示されます。
最も軽かったのは、2012年発売のiPhone 5で、わずか112gでした。一方、最も重いのは2022年発売のiPhone 14 Pro Maxで、その重さは240g。その差は実に128gもあり、iPhone 6を1台まるごと足したくらいの差になります。
【シリーズ別】iPhoneの重さの推移と特徴
ランキングを見ると、モデルのシリーズによって重さに傾向があることが分かります。ここでは代表的なシリーズごとの特徴を見ていきましょう。
Pro Max / Plusシリーズ:最も重いモデルたち
大画面と高性能バッテリー、高機能カメラを搭載したPro MaxやPlusシリーズは、歴代iPhoneの中でも特に重いグループです。その分、動画視聴やゲーム、写真撮影といった体験の質は最も高くなります。
常に200gを超えており、ポケットに入れるとずっしりとした存在感があります。長時間の片手操作には向きませんが、最高の性能を求めるユーザーに選ばれています。
特徴:
- iPhone 16 Pro Max:227g(6.9インチ、史上最大)
- iPhone 15 Pro Max:221g(チタン採用で軽量化)
- iPhone 14 Pro Max:240g(歴代最重量)
mini / SEシリーズ:軽さを追求したモデルたち
Pro Maxシリーズとは対照的に、軽さとコンパクトさを追求したのがminiとSEシリーズです。特にiPhone 12 mini / 13 miniは、全面ディスプレイでありながら140g以下という驚異的な軽さを実現しました。
片手での操作が非常に快適で、携帯性を重視するユーザーから根強い人気があります。SEシリーズも、ホームボタン付きの馴染み深いデザインと150gを切る軽さで、安定した需要があります。
特徴:
- iPhone 5/5s:112g(歴代最軽量)
- iPhone 12/13 mini:133g〜140g
- iPhone SE(全世代):113g〜148g
無印(スタンダード)シリーズの重さの変遷
iPhone 11、12、13、14、15、16といったスタンダードモデルは、時代とともに少しずつ重くなっています。iPhone 12で一度大幅に軽量化されましたが、その後はバッテリー容量の増加などに伴い、再び170g台で推移。
性能と価格、そして重さのバランスが取れた、最も標準的なモデルと言えるでしょう。
重さの推移:
- iPhone 11:194g → iPhone 12:162g(32g軽量化)
- iPhone 13:173g → iPhone 14:172g → iPhone 15:171g → iPhone 16:170g
なぜiPhoneは年々重くなる傾向にあるのか?
ランキングを見ると、全体的にiPhoneは新しいモデルほど重くなる傾向にあることが分かります。その背景には、主に3つの理由が考えられます。
理由1:バッテリー容量の増加
最大の理由は、バッテリーの大容量化です。5G通信や高精細なディスプレイ、高性能なチップは、より多くの電力を消費します。ユーザーが満足する駆動時間を確保するためには、物理的に大きく重いバッテリーを搭載する必要があり、これが本体重量の増加に直結しています。
理由2:カメラ性能の向上
近年のiPhoneは、カメラ性能の向上が著しいです。レンズの数を増やし(広角、超広角、望遠)、センサーを大型化し、さらには手ブレ補正機構(センサーシフト式)を搭載するなど、カメラユニットは年々大きく、そして重くなっています。美しい写真を撮るための進化が、重さという代償を伴っているのです。
理由3:本体素材と耐久性の変化
本体に使われる素材も、重さに影響を与えます。iPhone 15 Pro以降では軽量なチタンフレームが採用されましたが、それでも高級感と耐久性を両立するため、一定の重量は避けられません。また、画面のガラスも、落下時の耐久性を高める「Ceramic Shield」のような、より強く、そして重い素材へと進化しています。
iPhone 17シリーズの重量予測
2025年9月に発表予定のiPhone 17シリーズでは、注目すべき新モデル「iPhone 17 Air」が登場する見込みです。
iPhone 17 Airの予測スペック:
- 重量:約145g(iPhone SEやiPhone 13 mini相当の軽さ)
- 厚さ:約5.5mm(歴代最薄)
- 画面サイズ:6.6インチ
- カメラ:シングルレンズ仕様
この重量が実現すれば、iPhone 17 Airは6.6インチの大画面を持ちながら、iPhone SE第2世代(148g)やiPhone 13 mini(140g)並みの軽さを実現することになります。これは大画面と軽量性を両立したい多くのユーザーにとって、待望のモデルとなる可能性があります。
ただし、超薄型設計のためバッテリー容量は2,800mAhと小さく、バッテリー寿命には妥協が必要になるかもしれません。AppleがPlusシリーズに代わる新たな選択肢として、どのような完成度で送り出すかが注目されます。
参考:MacRumors
まとめ:あなたの使い方に合った「重さ」のiPhoneを選ぼう
今回は、歴代iPhoneの重さをテーマに、ランキングやシリーズごとの特徴を詳しくご紹介しました。
選び方のポイント:
- 軽さ最優先なら: iPhone SE シリーズや13 miniが有力候補
- 最高の性能を求めるなら: 200g超えを覚悟でPro Max / Plusシリーズ
- バランスを重視するなら: 170g台のスタンダードモデル(iPhone 16など)
スペック表の数字だけでは分かりにくい「重さ」。しかし、毎日手にするスマートフォンだからこそ、その数十グラムの違いが使い心地を大きく左右します。
もし可能であれば、家電量販店などで実際にモデルを手に取り、その重さを体感してみてください。あなたのライフスタイルにぴったりとフィットする一台を見つけるための、重要なヒントになるはずです。