コードを書くときに役立つVisual Studio Codeのおすすめ拡張機能10選
Visual Studio Code(VS Code)は拡張機能を追加することで、自分好みの開発環境にカスタマイズできます。
ここではコード品質系、補完支援系、作業効率系、バージョン管理系、環境同期系、コンテナ開発系の6つのカテゴリに分け、コーディング効率や品質を向上させる厳選10拡張機能を分かりやすく紹介します。
コード品質系
ESLint
JavaScriptやTypeScriptの静的解析ツールです。コード規約に沿わない記述をリアルタイムで指摘し、修正提案を表示。大規模プロジェクトでも一貫したスタイルを維持しやすくなります。
Prettier – Code formatter
保存時やコマンド実行でソースコードを自動整形。インデント幅や改行位置をチームで統一でき、可読性が大幅に向上します。ESLintと組み合わせれば、品質と見た目の両立が可能です。
補完支援系
Path Intellisense
importやrequire文のファイルパス補完を強化。複雑なディレクトリ構成でも手入力の手間を省き、タイプミスを減らします。
Visual Studio IntelliCode
AIを活用した高度な補完機能です。過去のコーディングパターンを学習し、頻出メソッドやプロパティを優先表示。手動で探す手間が減り、生産性が向上します。
作業効率系
Live Server
HTML/CSS/JavaScriptの変更を保存すると自動でブラウザをリロード。ローカル開発サーバーをワンクリックで起動でき、静的サイトやフロントエンド確認が格段にスピーディーになります。
Code Runner
選択したコードスニペットやファイル全体をワンクリックで実行。対応言語は多岐にわたり、動作検証やアルゴリズムテストが手軽に行えます。
Bracket Pair Colorizer 2
対応する括弧を色分け表示。ネストが深いコードでも対応関係がひと目でわかり、見落としによるバグを防止します。なお、VS Code本体にも同様の機能が統合されつつありますが、さらに細かなカスタマイズを求める場合は有用です。
バージョン管理系
GitLens — Git supercharged
Git履歴や変更箇所を詳細に可視化。行単位の最終コミット情報やblame表示、リポジトリのタイムラインを内蔵し、共同開発での責任分担や変更経緯追跡が簡単になります。
環境同期系
Settings Sync
VS Codeの設定やインストール済み拡張機能をGitHubアカウント経由で同期。本来は拡張機能として提供されていましたが、現在はVS Code標準機能に統合済み。複数マシンで同一環境を即再現できます。
コンテナ開発系
Docker
VS Code内でDockerコンテナのビルド・起動・ログ確認が可能。Dockerfileやdocker‑compose.ymlのシンタックスハイライトやスニペットも用意され、コンテナ開発がスムーズになります。
まとめ
以上の10拡張機能を活用すれば、コード品質の担保、補完支援、作業効率化、バージョン管理、環境同期、コンテナ開発まで幅広くカバーできます。
まずはご自身の開発スタイルに合いそうなものをいくつか試し、最適なVS Code環境を構築してみてください。