沖縄の出生率は全国一!統計で見る現状
沖縄の出生率はとても高く、1974年以降48年連続で全国一位。
僕自身も沖縄出身・沖縄在住で5人の子供がいます。
沖縄の出生率の高さを表す例として、令和3年(2021年)の統計を見てみましょう。
出生率(令和3年)
出典:厚生労働省人口動態統計
- 沖縄県:10.0(一位)
- 福岡県:7.4(二位)
- 全国平均:6.6
二位の福岡県でも7.4。
沖縄の出生率(10.0)が突出しているのが分かります。
沖縄の出生率が高いのはなぜ?要因考察
では、沖縄の出生率はなぜ高いのか。
要因を考察します。
若年者の妊娠率が高い
沖縄の出生率が高い背景に、若年者の妊娠率の高さ(全国平均の約2倍)があります。
ではなぜ、若年者の妊娠率が高いのか。
沖縄を取り巻く経済環境は全国的にみても裕福とはいえず、”経済的に余裕があり計画的に子供を授かっている”とは考えにくいです。
(もちろん全てがそうとは言いませんが)
その沖縄において若年者の妊娠率が高いということは、予期せぬ妊娠が多いことを示唆しています。
実際、10代後半~20代前半で授かり婚に至るカップルや未婚で出生に至る方は沖縄では珍しくありません。
若年者の妊娠率が高い理由については、下記の記事でさらに深堀りされています。
子育てしやすい環境
沖縄が子育てしやすい環境である点も、要因の一つだと考えられます。
(育児に限らずですが)地域ぐるみで協力しあう認識が根付いており、子育てに対して理解ある大人は多い印象です。
例えば「ベビーカーでバスや電車に乗るとあからさまに嫌そうな顔をする人」はほとんど見かけません。
また、両親や親戚が近くに住んでいるケースも多く、お互いに子供を遊ばせあったりしています。
そういった意味でも”子供を産み育てるハードル”が低いといえそうです。
なんくるないさぁ精神
単純に”なんくるないさぁ”精神な県民性も関係しているかもしれません。
(なんくるないさぁ=なんとかなるさ)
経済的な不安や育児全般に対する不安はあれど、最終的に「ま、なんとかなるっしょ」と。
前述の”子育てしやすい環境”とも相まって、沖縄の出生率を押し上げている要因になっているのではないでしょうか。
沖縄は出生率が高く、子供も多い
沖縄は出生率が高く、全国トップの常連県。
若年妊娠率の高さや子育て環境、なんくるないさぁ精神など様々な要因が絡み合い出生率を押し上げていると考えられます。
また、出生率とは少し異なりますが、沖縄は多子世帯も多いです。
いわゆる子沢山家庭の大家族。
それについては下記記事にて触れていますので、ぜひご一読ください~。