職業訓練校の筆記試験についてサクッと解説します
職業訓練の筆記試験ってどんな問題が出るの?
訓練校によって多少の違いはあるけど、傾向やポイントを解説するね。
この記事では、職業訓練の選考試験のうち筆記試験についてサクッと解説していきます。
選考試験(筆記試験)当日の流れと持ち物
まずは選考試験当日の流れについて。
ざっくり下記のような流れで選考試験が行われます。
- 挨拶・選考試験の流れなど説明
- 筆記試験
- 面接
当日は、筆記用具などの持ち物は忘れないように注意。
- 鉛筆 or シャーペン
- ボールペン
- 消しゴム
- 切手
- 他、持参するよう指示されたもの
ボールペンは、封筒への宛名記入などを指示される場合がある為。
また、合否通知用に切手が必要なケースもあります。
(必要かどうかは、事前に募集案内やハローワークの職員などに確認しておきましょう)
筆記試験の内容とボリューム
訓練校によって、問題の量や難易度・試験時間は異なります。
20分でサクッと実施する所もあれば、60分ガッツリ行われる場合も。
試験時間については、受講生募集案内チラシなどであらかじめ確認しておきましょう。
ガッツリタイプの試験の場合、こちらの過去問集が参考になります。
経験則ではありますが、試験時間が20分の場合は60分の試験の時より簡単な問題が出る印象。
筆記試験の内容は、ザっと
- 漢字の読み書き
- 日本語・言葉の問題
- 四則演算・少数や分数の計算
- 適性検査のような問題
などなど。
一般教養レベルの問題が多いです。
基礎コースの問題の傾向
基礎コースの筆記試験では、専門知識はほとんど必要ありません。
特に、下記のような名称のコースでは専門的な問題は出ないはず。
- 「初めてのパソコン基礎コース」
- 「ゼロから始める一般事務コース」
全くの未経験から学ぶことを想定しているコースの場合、専門知識よりも基本的な理解力や日本語力が求められます。
学校側としては、授業で講師が説明したことをしっかり理解・吸収できるかを判断したいんです。
専門コースの問題の傾向
一方で、上級コースや専門性をある程度ともなうコースでは、そのジャンルについての基礎的な問題が出ることはあります。
例えば、
- Webデザイナー養成コースなら
→「適性検査のような問題+Webに関する基礎知識」 - 経理のエキスパートコースなら
→「適性検査のような問題+PC基礎知識」
といった感じ。
知識問題といってもそれほど難しい内容ではなく、下記のような具合で出題されます。
(あくまでも一例ではありますが)
問題の細かい傾向については、各訓練校によって変わってくるので正直断定はできません。
もし心配であれば、訓練校に問題の傾向を直接聞いてみるのもアリ(もちろん失礼のないように)。
ハローワークの相談員に聞いてもいいですが、各訓練校の試験内容まで把握していない場合もありますので、あしからず。
訓練校の裏話
ここだけの話ですが…
僕の知っている訓練校では、応募者の人数によって筆記試験の難易度を調整していました。
難易度の異なる5パターンの試験問題があり、
- 応募者が定員を上回った場合は難しい問題を
- 応募者が定員を下回った場合は易しい問題を
それぞれ出していました。
「選別する(落とす)為の試験」と「合格させる為の(形式的な試験)」を使い分けているイメージ。
とはいえ定員割れしているコースでも、筆記試験や面接の点数が著しく悪い場合は不合格になることもあります。
また、人気のあるコースではちょっとした凡ミスが命取りになります。
(解答漏れ・解答欄への記入が一つずつズレてしまっている等)
試験中は、時間が許す限り解答の見直しを。
筆記試験だけじゃない!面接対策も忘れずに
筆記試験の点数も大事ではありますが、合否の判断基準としては面接に大きく比重をおいている所がほとんどです。
面接対策もしっかり行い、選考試験に臨みましょう。