職業訓練校のパソコンコースについて解説
パソコン苦手すぎて就職活動が上手くいかない。泣
それなら職業訓練のパソコンコースを受講してみたらどうかな。
職業訓練についてザックリ説明すると…
国や県が主催する就職支援プログラムで、就職に必要なスキルや就職活動のイロハを無料で学ぶことができる講座です。
この記事では職業訓練のパソコンコースについて解説。
就職したいけどパソコンスキルがなく苦労している、パソコンスキルを習得して就職に活かしたいという方は参考にしてみてください。
職業訓練でパソコンについて学ぶメリット
職業訓練校でパソコンについて学ぶ大きなメリットは、無料で学べるということ。
(テキスト代等は自己負担)
さらに、条件を満たせば給付金を貰いながら通えるケースもある為、求職中でも家計への負担を最小限に抑えながら学ぶことができます。
職業訓練でパソコンについて学ぶデメリット
職業訓練校でパソコンについて学ぶデメリットとしては、訓練の日程やカリキュラムがあらかじめ決められていることです。
人によっては「内容が基礎的すぎて物足りない」と感じたり、逆に「難しくて授業についていけない」という声が出ることもあります。
年齢や経験の全く異なる人達が一堂に会して学ぶのだから、多少は仕方ない気もするけどね。
小学1年~6年生までを集めて同じ授業をするようなものだもんね。汗
なるべく自分のレベルに合ったコース選びを意識するのがいいですね。
職業訓練を受けるには
職業訓練を受講したい場合、はじめにハローワークの職業訓練相談窓口で相談します。
ただ、ハローワークに行けば誰でも訓練を受けられるわけではありません。
まずはハローワークで「職業訓練を受講する必要性がある」と判断されないといけないんです。
さらには訓練校で行われる筆記や面接などの選考試験に合格する必要もあります。
受講を考えている方は下記の記事も参考にしてみてください。
『職業訓練受講給付金の手続き方法と「厳しい審査を通すコツ」|求職者支援訓練の条件とは』
職業訓練の時間割
下記の表は職業訓練の時間割の例です。
※訓練校によって時間は多少異なります。
基本的には「1コマ50分×6時限」といった感じ。
ちなみに、放課後は自習したい人の為に教室を開放している訓練校は多いです。
パソコンコースの主なカリキュラム内容
パソコンコースの実際のカリキュラム内容について紹介していきます。
基礎コースは通常1~3ヶ月程度。
実践コースなら4~5ヶ月程度といったところです。
パソコンコースのカリキュラム例
基礎コース | 実践コース | |
1ヶ月目 | 就職支援 パソコン基礎概論 情報リテラシー概論 パソコン基本操作 |
就職支援 パソコン基礎概論 情報リテラシー概論 パソコン基本操作 |
2ヶ月目 | Word文書作成基礎 Excel表計算基礎 |
Word文書作成基礎 Excel表計算基礎 |
3ヶ月目 | PowerPointプレゼンテーション基礎 | Word文書作成応用 Excel表計算応用 |
4ヶ月目 | PowerPointプレゼンテーション基礎 PowerPointプレゼンテーション応用 |
基礎コースで期間も短い場合、PowerPointの科目がないケースも多々あります。
基本的にはパソコン未経験者でも学べるよう想定されているので、最初は「起動~シャットダウンの手順」みたいな所から始まります。
この内容だと、たしかに若い人やパソコンを使い慣れてる人にとっては物足りないかもね。
パソコンが苦手な方や年齢的に自身がない方には基礎コースがおすすめ。
普段からネットはしているけどオフィスソフトはよく分からないという方や、自己流でしか操作したことがないという方には実践コースがおすすめです。
ちなみに、職業訓練の簿記コースの中でもパソコン基礎をあわせて学ぶ場合が多いですよ。
取得できる資格の例
取得を目指せる資格の例は下記のとおり。
- マイクロソフト オフィススペシャリスト(MOS)
Word、Excel、PowerPoint:各一般レベルと上級レベル(エキスパート)があります。 - サーティファイ主催のOffice系検定
Word文書処理技能認定試験、Excel表計算処理技能認定試験、PowerPointプレゼンテーション技能認定試験など。 - 日本商工会議所主催のPC検定(日商PC検定)
文書作成、データ活用、プレゼン資料作成など。
※訓練を受講すれば自動的に資格を取得できるわけではありません。通常通り検定試験を受けて合格する必要があります。
主にWordやExcelなどのオフィス系資格の取得を目指しますが、上記のうちどの種類の検定なのかは訓練校によって異なります。
(どの検定なのかはコース案内チラシ等であらかじめ確認できるはずです。)
基礎コースなら下の級、実践コースなら上級までの取得を目指すというイメージです。
『サーティファイとMOS、就職に有利な資格はどっち?違いや難易度などサクッと解説』
コース名(科名)は様々
一口に「パソコンコース」といっても、コース名(科名)は訓練校がそれぞれ決めている為、様々あります。
コース名の例
- IT活用科
- OA実務科
- オフィスビジネス科
などなど。
色々ありますが、やはり大事なのはコース名より中身ですね。
カリキュラム内容や取得可能資格などしっかり目を通してコースを選びましょう。
職業訓練を活用して就職に活かそう
IT化の加速する現代、パソコンスキルはほとんどの業界で必須になりつつあります。
就職のために職業訓練を受けることも一つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。
ではでは~。