夫婦喧嘩の後、自然に仲直りする方法
夫婦喧嘩してしまったけど、どうにか仲直りしたいと悩んでいる人は多いはず。
Google検索で「夫婦喧嘩」の関連ワードに「仲直り」という単語が入っていることからも読み取れます。
「仲直りしたければ謝ればいい」と言われればその通りかもですが、夫婦喧嘩だとそう簡単にはいきませんよね。
- 謝っても機嫌がなおらないことがある
- 安易に謝ると同じことの繰り返しになる
(またいつか同じことで夫婦喧嘩が起こる) - そもそも謝りたくない
お互いに引くことができないから悩んでいるのに、その解決策として「素直に謝ること」といわれても納得できないですよね。
というわけで、今回は「謝る」以外の方法で自然に仲直りする方法を紹介します。
翌日の「おはよう」
夫婦喧嘩をしたその日は無理に仲直りしようとしなくてもいいです。
その日は仲直りしなくてもいいので、いったん心を落ち着けることに注力して眠りにつきましょ。
そして睡眠を充分にとった日の朝、いつもどおり挨拶をかわすように「おはよう」といってあげて下さい。
そこから、喧嘩前の通常の日常生活に戻ります。
「なんだ、普通じゃん」と思うかもしれませんが、これが一番有効な方法。
夫婦喧嘩をする時って、お互いに疲れていたり心の余裕がなくなっていることが多い。
そんな時に徹夜してとことんやりあっても、さらに疲れるわ、ヒートアップするわで逆効果なだけです。
一晩寝ることで、疲れが取れて頭もクリアな状態になり、冷静さが戻ります。
自然に仲直りできるベストなタイミングが“翌日の朝”なんです。
夫(妻)が起きてきたら、すかさず「おはよう」といつも通りに声をかけてあげましょう。
朝起きたときは、相手もある程度クリアな状態になっています。
相手が昨日のことを思い出して不機嫌になる前に、こちらから「喧嘩前の自然な日常生活」を開始してしまえばOK。
相手も、不意に「おはよう」と言われると反射的に挨拶を返してしまいます。
その、いつも交わしている日常生活の起点を利用して喧嘩前の状態に戻すのです。
注意点としては、昨日の喧嘩の話を蒸し返さないこと。
「昨日は大丈夫だった?」など気遣いのセリフだったとしても、そのセリフがきっかけで昨日の喧嘩の内容がフラッシュバックしてしまい、また相手が不機嫌になる可能性があります。
※「ごめんなさい」と謝るつもりなのであれば気遣いの言葉をおすすめしますが…
この方法は普段からあいさつを交わしていることが前提なので、夫婦喧嘩していない時でも自然にあいさつを交わせるようになっておく必要があります。
<挨拶をしても相手が不機嫌な場合>
相手が朝から不機嫌なのであれば、その場での仲直りは潔くあきらめて、帰宅後、もしくはさらに翌朝にトライしてみて下さい。
時間が経てば怒りを緩和してくれますし、人間は毎日継続して不機嫌でいる方がむしろ難しいもの。
仲直りをあせらなくても大丈夫です。
夫(妻)の好物を用意する
相手の好きな食べ物を用意するのも有効。
シンプルに「○○買ってきたんだけど、食べる?」と、自然に聞く感じでOKです。
喧嘩をした後は、実は相手のほうも「もう機嫌直ったのかな?まだ引きずっているかな?」と気にしているもの。
面と向かって「ごめん」と言わなくても
- 食べる?と聞いてくれている
- 自分の好きなものを買ってきてくれている
という事実が、「私はもう喧嘩モードではない」ことを暗に伝える効果あり。
しかも、自分が妥協して折れたという感じではなく、喧嘩のことを単純に忘れているというテイを演出することが可能。
これは、絶対に自分からは折れたくないという相手に、喧嘩終了の言い訳を作ってあげるという意味合いも含まれています。
また、好物を見せることで単純に機嫌が直るという効果もあり。
どちらも先に折れることなく、自然と仲直りできますね。
夫婦喧嘩の仲直り方法【その他】
他にもいろいろな仲直りの方法があります。
上の二つの方法ほど効果があるかは分かりませんが、場面によって使い分けることができますね。
- 手紙やLINE、メールなどで気持ちを伝える
→口下手な人におすすめ。 - 相手の隣かすぐ近くに座る(無言でOK)
→パートナーの近くに座ってるだけで、「喧嘩する気はない」という姿勢が伝わります。
夫婦喧嘩を減らすには【仲直りもいいけど…】
仲直りがスムーズなのもいいですが、できれば夫婦喧嘩そのものを減らしたいですよね。
後半は、夫婦喧嘩を減らすために意識しておきたいことを書きます。
普段から相手側の立場にたった発言を
夫婦喧嘩の主な原因として
- お金の問題
- 言葉遣い・ものの言い方
- 子育て・教育方針の違い
- 生活リズムのずれによるすれ違い
- 日常生活の行動の違い・価値観の違い
などがあります。
でも、これらの原因ってもとを辿ればお互いの立場の違い、考え方の違いにより発生してしまうものですよね。
相手も、あなたをわざと怒らせようとしているわけではないはずです。
育ってきた環境が異なれば、考え方や怒りの基準が異なるのも当然。
相手のイラっとする言動・行動を目の当りにした時は反射的に怒ってしまいがちですが、いまいちど相手の立場を想像してみましょ。
なかには理解できることもあるかも。
夫婦喧嘩による家庭への影響を意識
夫婦喧嘩をすると、家庭環境に様々なデメリットが発生します。
- 趣味の時間も楽しめない
- 子供への圧倒的なストレス
- ストレスによる衝動買いやドカ食い
- 仕事に集中できない、効率が下がる
- 最悪の場合、離婚に発展する可能性
などなど。
普段からデメリットについて考えてみてください。
そして、険悪ムードになりそうな時にこれらのデメリットを意識してみましょ。
リスク回避思考がはたらき、夫婦喧嘩のストッパーとなります。
一番は「心の余裕を持つ」こと
僕の経験則ですが、夫婦仲が険悪になる本質的な原因は「お互い心に余裕がない」ことだと思っています。
例えば
- 家事・育児で疲れ切っている妻
- 残業・通勤で神経を擦り減らしている夫
という状況だと、お互い相手の”至らない点”ばかりが目についてしまいがち。
いくら話し合っても、言い争いに発展するのは目に見えています。
「夫婦喧嘩をしない努力」というよりは、「普段から余裕をもつ努力」をしたほうが効果を感じられるかも。
僕の場合だと、日常生活に余裕を持つために
- 残業を極力減らす
- 通勤時間を減らす
- 家電は自動化・手間削減できるものを基準に購入
などの努力をしており、手間と時間を削減。
そうすると、自然と家事・育児をしちゃうようになるんですよね。
結果、お互い余裕ができて喧嘩することもほとんど無くなりました。
普段から余裕を持つって大事。
自分だけじゃなく「パートナーの負担を取り除く」という視点も大切だね。
まとめ【夫婦喧嘩後の仲直り方法(謝ることなく自然に仲直りできます)】
夫婦喧嘩をゼロにすることは難しいですが、回数を減らしたり、仲直りして適切にケアしていくことはできますよね。
今回は謝らないで仲直りする方法を紹介しましたが、もし謝る覚悟ができているなら「素直に謝る」のが一番。
絶対に折れたくない時は今回紹介した方法がおすすめですが、どうしても仲直りをしたい場合は勇気を出して「ごめんなさい」と伝えて下さい。
最後に…。
「言いたいことが言えているのだから、夫婦喧嘩はむしろ良いことだ」
と思うかもですが、「夫婦喧嘩をする」ことと「言いたいことを言い合える関係か」というのは全く別次元の話かと。
「意見の相違があったときに建設的に話し合える関係」
というのが一番ではないでしょうか。
ではでは~。