鬼滅の刃に学ぼう【仕事との向き合い方】
さて今回は、漫画『鬼滅の刃』から仕事との向き合い方について学んじゃいましょう。
ほほーう。こりゃ完全に”鬼滅バズ”に便乗しているな。
イエース。ただですね、実際に学べることもあるのですよ。
この記事では鬼滅の刃のネタバレ要素を含みます。ご注意下さい。
登場人物やストーリーの説明も割愛しています。
課題に向き合う
鬼滅の刃からまず見習いたいのは、課題に向き合う姿勢。
え、それって基本的なことじゃん。
まぁそうなんだけど…。あるていど仕事に慣れてくるとね、惰性で働いてしまっている人も多いはず。
鬼殺隊には「鬼の殲滅(せんめつ)」という目的があり、それを達成する為に日々努力しています。
鬼を倒すために
- 自分に足りないものは何か?
- 自分がやるべきことは何か?
- 自分にできることは何か?
を考え、行動に移していく。
炭治郎たちは修行に励み、胡蝶しのぶは毒の研究に精を出す。
“柱”達は若手の育成について意見を交わし、お館様は戦略を練る。
各々が課題に向き合い、時には情報共有しながら試行錯誤を繰り返す。
結果、目標達成に一歩ずつ近づいていく。
思考停止で目の前の作業をこなしていくだけでは、状況は改善しないですよね。
仕事においても、課題解決に向けて努力していくことが大事。
まずは目標達成に必要な課題を見つける所から、一歩ずつはじめてみましょ。
圧倒的な動機付け
鬼を殲滅するには、並々ならぬ努力や命を懸ける覚悟が必要。
なぜ鬼殺隊の隊員らは、それでも挑み続けるのか。
それは、圧倒的な動機付けがあるから。
鬼殺隊の隊員達には、鬼を滅殺したいそれぞれの理由があります。
それも、家族や大切な人の命を奪われるなどショッキングな出来事がきっかけ。
それが鬼を倒すモチベーションに繋がっているわけです。
これを、仕事に置き換えて考えてみてください。
あなたは仕事のモチベーションを保てていますか?
もしモチベーションが落ちているようなら、それは仕事に向き合うことへの動機付けが薄いからかもしれません。
何の為に仕事をしているのか。
- お金の為?
- 自分の為?
- 家族の為?
- 社会貢献の為?
自分なりの目的を整理してみるのもあり。
マインドを高めるセミナーに参加して、三日間ぐらいはやる気が出るけどいつの間にか元に戻ってる。みたいな”あるある”がありますよね。
本来のやる気というのは、他人に煽られて維持するものではないと思うんです。
他人発のやる気だと、長期的にモチベーションを維持するのは難しい。
自分の中でフツフツと湧き出てくるものが、やる気の源泉です。
鬼殺隊は、自発的に鬼を倒したいという人の集まり。
強いわけです。
時にはライバルの力を利用
目的を達成する為には、ライバルの力を利用するという手段もあり。
鬼滅の刃では、竈門炭治郎(人間)と禰豆子(鬼)が共闘する場面もありましたね。
珠世さんや愈史郎も、本来は鬼殺隊にとって敵である「鬼」ですが、鬼舞辻無惨を倒すという目的が一致し、手を組みました。
さらに、不死川玄弥(しなずがわげんや)は鬼の一部を自分の体に取り込むことでその能力を手に入れました。
この考えは、現実世界での仕事にも活かせるはず。
- 普段は敵同士であっても、協力し合えることはないか。
- 敵が持っているスキルなど、吸収できることはないか。
クリアな目で観察してみましょ。
「毒をもって毒を制す」です。
鬼滅の刃に学ぶ『組織と自分の関り方』
仕事との向き合い方を考えたときに、どの組織に属するのかも大事な要素。
おっと、組織選びについても鬼滅の刃から読み取れそうです。
鬼滅の刃では主に2つの組織が登場しますね。
- お館様率いる鬼殺隊
- 無惨率いる十二鬼月
まずは、両者の組織としての特徴を見ていきませう。
鬼殺隊という組織
鬼殺隊の特徴は下記のとおり。
鬼殺隊の特徴
- 同じ目的をもつ者同士の集まり。
- 修行法などは各々に任せている。
- 成果を出せば階級が上がる(?)
お館様も隊員達も「鬼を殲滅したい」という点で目的が一致しており、協力関係にあります。
選別(入隊試験)はあるものの、入るかどうかは基本的に自由意志ですし、どの”呼吸”を極めるかなども本人の自由。
そのうえで、組織全体で目標達成に向けて密に連携。
決して楽ではないけれど、組織に属する人達の満足度は高いのではないでしょうか。
十二鬼月という組織
対して、鬼舞辻無惨の率いる十二鬼月は力による支配。
十二鬼月の特徴
- メンバーの志はバラバラ。
- アメとムチにより組織を統率。
- 心の隙に付け入り鬼化させられる。
鬼舞辻無惨の目的は、鬼殺隊の抹殺&日の光の克服。
かたや十二鬼月は、無惨に血の注入をしてもらい更なる強さを手に入れるのが目的。
無惨に殺されたくないという恐怖と、血の注入への欲求により形成されている組織といえます。
それぞれの目的がバラバラであるため共闘するのが難しく、時には仲間割れすることも。
これでは鬼達(特に下位の鬼)の満足度は低いはず。
組織の成長も遅れてしまうでしょう。
組織と自分
鬼滅の刃に出てくる組織運営を現実世界に置き換えてみると、、
- 鬼殺隊→フリーランス(個人事業主)同士のタッグチーム
- 十二鬼月→会社での経営者と従業員の関係
といったところでしょうか。
自分色を出したいならフリーランス
自分のやり方でガンガン責めたい方は、独立してフリーランサーとして働く方が合ってるかも。
会社に縛られないぶん自由度が高いし、自分の実力が如実にあらわれます。
仕事上の付き合いも取捨選択ができるので、同じ考えの人と合流しやすい。
ただし、リスク含めて大きな責任が伴うので覚悟が必要。
会社員としての働き方
「安定して働きたいなら会社員がおすすめ」
と、言いたかったのですが、このご時世では必ずしも会社員が安定とも言えないですよね。
異動、給料カット、税金・保険料増加、リストラ etc …。よく考えるといろいろリスクあるなぁ。
会社員として働くにしても、アメ(給料)とムチ(クビ)だけの関係性ではなく企業理念に共感できる会社に属するのが大事。
志を共にした仲間たちと働くことで、成長や充実感を得やすい環境になります。
まとめ【鬼滅の刃に学ぶ『仕事との向き合い方』】
「誰かに言われたからやる」のではなく、主体性をもって仕事をしているかが肝になってくると思ってます。
その上で、志を共にする仲間と協力し成長していく。
それが、鬼滅の刃から読み取れる仕事との向き合い方ではないかと。
今回の”鬼滅バズ”は、仕事について考える良いきっかけになりました。