僕は妻と子供5人の、計7人家族。
子供が多いので、普通なら少し油断しただけで家中に物があふれ、すぐに散らかってしまうような家庭です。
ただ、僕がもともとミニマリスト気質なところがあり最小限な生活を心がけているせいか、うちはそれほど散らかることがありません。
先に結論をいうと、大家族でもミニマリスト生活はできます。ポイントは、一人暮らしのミニマリストのように「物を極限まで減らす」ことを目指すのではなく、「物を増やさない仕組み」と「家事の手間を減らす工夫」に力を入れること。
今日は、僕のような大家族でも実践できるミニマリスト生活の方法を、衣類・食事・住居・買い物・子供の物・お金などのジャンル別に紹介します。
この記事で分かること
- 大家族がミニマリスト生活をするときの基本的な考え方
- 7人家族の我が家が実際にやっている、物と手間の減らし方
- 固定費(スマホ代・電気代・車)の見直し方
- 家族でやるときに気をつけたい失敗パターン
大家族でもミニマリスト生活はできる【基本の考え方】
具体的な方法の前に、まずは「そもそもミニマリストとは何か」「大家族の場合はどこを目指せばいいのか」を整理しておきます。
ミニマリストとは|必要最小限の物で暮らす人のこと
ミニマリストとは、無駄なものをなくして必要最小限の物だけで生活する人のこと。
語源は、最小限を意味する「ミニマル(minimal)」からきているようです。
ミニマリスト生活を実践するメリット
- 部屋が散らかりにくい(片付けが楽)
- 部屋の中の使えるスペースが広がる
- 買うものも最小限になるので節約につながる
- 物が溢れていることによる「選択」疲れの回避
- その他ストレスの低減につながる
などがあります。
家族の人数が多いほど物の量も家事の量も増えるので、これらのメリットは大家族のほうがむしろ大きく感じられるはずです。
大家族のミニマリストは「物の数」より「増やさない仕組み」と「手間」に注目
ミニマリストと聞くと「何もないガランとした部屋」を想像するかもしれません。
でも、7人で暮らしていれば服も食器も布団も7人分いるわけで、一人暮らしの人と同じ見た目を目指すのは無理があります。
なので、大家族の場合は目標を次のように置きかえるのがおすすめ。
| 考え方 | 具体的にやること |
|---|---|
| 物を増やさない | 収納の上限を決める、1つ増えたら1つ手放す、まとめ買いで衝動買いを防ぐ |
| 種類を絞る | 服の色や形、洗剤やシャンプーなどの消耗品を統一する |
| 手間を減らす | 洗い物を出さない調理、洗う必要のあるもの自体を減らす |
| 固定費を減らす | 通信費、保険料、光熱費、車など金額の大きいものから見直す |
このあと紹介する方法も、すべてこの4つのどれかに当てはまります。「捨てる」ことそのものより、物・手間・お金の無駄が増えない状態をつくることがゴールです。
家族の物は勝手に捨てない|まずは自分の物と共有スペースから
家族でミニマリスト生活をするうえで、一番気をつけたいのがここ。
自分にとっては不要に見えても、持ち主にとっては大事な物かもしれません。本人の了承なしに処分すると、家族関係にヒビが入る原因になります。
- 最初に減らすのは自分の物(服、趣味の物、書類など)
- 次に、キッチンや洗面所など自分が管理している共有スペース
- 家族の物は「置き場所と量の上限」だけ決めて、中身は本人に任せる
この順番で進めると揉めにくいです。
自分の持ち物が減ってスッキリしていく様子を見せるほうが、「捨てなさい」と言うよりもずっと家族に伝わります。
【衣類】大家族ミニマリストは服の数と色を絞る
ミニマリスト生活を実践する中でも一番表面的で分かりやすいのが、衣服を最小限に抑えること。具体的には「普段着は同じシャツで統一し、2~3着程度のみ持っておく(色もそろえる)」といった感じです。
アップル社の設立者の一人であるスティーブ・ジョブズ氏や、Meta(旧Facebook)のCEO マーク・ザッカーバーグ氏は、毎日同じような服を着ていたことで有名。
「その日着る服を選ぶ」という労力を減らす為ともいわれています。
人は、物事を「判断」した時に想像以上の労力(認知資源)を使っているので、服を最小限に抑えるだけでも脳の疲労を減らせるといわれています。
もちろん、無駄な服を買わなければ衣服代の節約にもなりますね。ちなみに、冠婚葬祭用の服も1着ずつのみでほぼ事足ります。
服の枚数は「洗濯の頻度」から逆算すると決めやすい
「何着あれば足りるのか分からない」という場合は、洗濯の頻度から逆算すると決めやすいです。
大家族だと洗濯はほぼ毎日回すことになるので、理屈のうえでは「今日着ている分・洗って干している分・予備」の3セットがあれば回ります。逆に、洗濯が2~3日に一度の家庭ならその日数分だけ多めに必要、という考え方です。
また、色や形をそろえておくと洗濯物の仕分けやコーディネートに悩む時間も減ります。
子供服はサイズアウトが早いので、たくさん買い込むより「少ない枚数を着倒して、小さくなったら入れ替える」ほうがタンスの中が膨らみません。
【食事】使う食材と手間を最小限に抑える
独り身のミニマリストであれば「食事は一日一食のみ」という方もいますね。
我が家は子供がいるので、三食しっかり摂るようにしています。
ミニマリストとして「食事を抜く」のではなく
- 使う食材を最小限に抑える
- 食事に関る手間を最小限に抑える
を意識しています。
例えば僕の場合、できるだけ洗い物が少なくなるような調理を心がけています。
まな板を使う時はがっつり使う。使わない時は全く使わない
基本的に、一品のみを切る為だけにまな板と包丁を使うことはないです。
ネギなども、一度に大量に切っておいて、あとは冷凍して少しずつ使うようにしています。
品数が複数あってもなるべく一つの皿にまとめる
品数が多くても、極力ワンプレートに収まるように盛りつけています。
子供用の皿は三か所ほどくぼみのあるプレートを使用。
洗い物削減になります。
お弁当ではラップや割り箸、紙皿などを活用
運動会など行事により外で弁当を食べる時は、大箱はラップを敷くことで汚れないように使っています。
しつこい油汚れを洗わなくて済むので楽です。
さらに割り箸、紙皿、紙コップをフル活用。
行事の後、ヘトヘトで帰ってきたあとの洗い物を無くすことができます。
などなど。
7人分の食事となると、皿を1人1枚減らすだけでも1食で7枚、1日3食で21枚の洗い物が減る計算。人数が多い家庭ほど、こういう小さな工夫の効果が大きくなります。
僕がおすすめする超・効率化食品も紹介しておきますね。
納豆|調理も洗い物もほぼゼロ
納豆は究極のコスパ最強食品。
料理の手間・皿洗いの手間を省けるうえに栄養満点なんですよね。
1パック(約50g)でたんぱく質が8gほど摂れて、食物繊維やビタミンKも豊富。おまけに激安。ミニマリスト御用達の食品。
個人的には、キムチと混ぜて食べるのがおすすめ。笑
ただし、血液をサラサラにする薬「ワルファリン(ワーファリン)」を服用中の方は、納豆に多いビタミンKが薬の効き目を弱めてしまうため注意が必要です。おじいちゃん・おばあちゃんと同居しているご家庭などは、かかりつけの医師や薬剤師に確認してください。
魚の缶詰|開けるだけで一品になる
さば缶、いわし缶など。
調理しなくてもいいし、安くて栄養満点なのでおすすめ。
汁は白ご飯にかけたり味噌汁に入れて食べるなどすれば、余すことなく頂けますよん。
魚を買ってきてさばく・焼く・グリルを洗う、という工程がまるごと無くなるのが大きいです。
常温で長期保存できるので、多めに買っておけばそのまま災害時の備蓄にもなります。味付きの缶詰は塩分が多めなので、汁まで使う時は味噌や醤油を控えめにするとちょうどいいです。
カット野菜・冷凍野菜|下準備と生ごみをカット
野菜って、切る時にまな板と包丁を使わないといけない(洗い物が増える)し、料理中にポロポロ落としてしまったりで、片付けが手間なんですよね。
野菜を切るのが億劫だと食卓から野菜が減り、結果として子供達の栄養が偏りかねません。そこでカット野菜の出番です(冷凍野菜含む)。
下準備いらずで芯や種などの生ごみも出ないので、かなりの手間が省けます。
まるでインスタント食品を作っているような手軽さで味噌汁や野菜炒めができちゃうっていう。笑
特に、とげの処理が必要なオクラや茹でる必要があるほうれん草などは恩恵が大きいですね。
注意点は2つ。袋入りの生のカット野菜は日持ちしないので、買ったら早めに使い切ること。そして、丸ごとの野菜を買うより割高になる場合があることです。
「すぐ使う分は生のカット野菜、ストック用は日持ちする冷凍野菜」と使い分けると、無駄が出にくくなります。
【住居】不要な家具を手放して、家そのものも見直す
住居にもミニマリストとしてのメスを入れることができます。
不要な家具は捨てる
長年使っていない家具はこれからも使わないと思われます。積極的に捨てましょう。
さらに、人数分以上ある椅子や全く使っていない食器なども、持っておく意味がないので捨てましょ。使う時だけ借りれば良いので。
居住空間も、家賃 or 固定資産税など費用が掛かっているので「不要物を置いておくコスト」が掛かっているとも捉えられます。
例えば、家賃10万円・広さ70㎡の家に住んでいる場合、1㎡あたりの家賃は月およそ1,400円。使っていないタンスや棚が合わせて2㎡を占領しているなら、月に約2,800円、年間で3万円以上を「物置き代」として払っているのと同じことになります。
家具・家電を手放す方法と注意点
「捨てたいけど、どう処分すればいいのか分からない」という理由で放置されている物も多いと思います。主な手放し方は次のとおり。
| 方法 | 向いている物 | ポイント |
|---|---|---|
| 自治体の粗大ごみ | 古い家具、壊れた物 | 事前の申し込みと手数料が必要な自治体が多い。料金や出し方は地域で違う |
| フリマアプリ・リサイクルショップ | まだ使える家具、子供用品 | お金になることもある。大型家具は送料や搬出の手間を先に確認 |
| 譲る | ベビー用品、学用品など | 親戚や知人のほか、地域の掲示板サービスで引き取り手を探す方法もある |
| 販売店などに引き取りを依頼 | エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機 | 家電リサイクル法の対象品目。粗大ごみには出せず、リサイクル料金がかかる |
なお、「無料で回収します」とトラックで巡回している業者やチラシの業者の中には、自治体の許可を受けていないところもあり、あとから高額な料金を請求されるトラブルも報告されています。処分に迷ったら、まずはお住まいの自治体の案内を確認するのが安全です。
(賃貸の場合)引越しという手もあり
以下の観点で居住地を再考すると、もっといい場所があるかもしれません。
- 家賃(もっと家賃の安い物件は無いか)
- 通勤距離(もっと会社に近い物件は無いか)
- 間取り(もっと自分の家族にぴったりな間取りの物件は無いか)
- 住みやすさ(近くにスーパー、飲食店、病院などある物件は無いか)
などなど。
「以前に調べたけど良い所が無かった」という方でも、今は良い物件が出ているかも。
不動産情報はどんどん変わりゆくので、定期的に調べましょう。
ただし、引越しには敷金・礼金・仲介手数料・引越し代といった初期費用がかかりますし、子供がいる家庭は学区が変わるかどうかも大事なポイント。「月々いくら安くなれば、何か月で初期費用を回収できるか」を計算したうえで判断するのがおすすめです。
【買い物】週1回のまとめ買いとマイバスケットで時間を節約
買い物は一週間に一度、まとめ買いをしています。
空腹時に買い物をすると無駄なお菓子などを買ってしまうことがあるので、なるべく食事を済ませてから行くのがおすすめ。
買い物の回数が減れば、往復の移動時間やレジに並ぶ時間が減るだけでなく、「ついで買い」をするチャンスそのものが減ります。出かける前に冷蔵庫の中を確認して買う物をメモしておくと、同じ物を二重に買ってしまう失敗も防げます。
そして、我が家はマイバッグならぬマイバスケットを使っています。
買う量が多いからという理由でもありますが、マイバスケットの利点は「自分で袋詰めする必要がない」こと。
店員さんがマイバスケットに商品を詰めてくれるので、”袋詰めはご自身でお願いします”なレジも怖くありません笑
袋詰めの手間も減らせるし、通常のレジより行列のできにくい「袋詰めはセルフでどうぞレジ」に迷わず並べるので、時間の大幅節約にもなります。
2020年7月からレジ袋が有料になったので、マイバスケットならレジ袋代もかかりません。
なお、最近は商品のスキャンから自分で行うセルフレジのお店も増えています。その場合も、スキャンした商品をそのままマイバスケットに入れていけば、袋詰めの作業は1回で済みます(セルフレジでのマイバスケットの扱いはお店によって違うので、初めてのお店では確認を)。
【子供の玩具・記念品】収納ケース1つ分のルールで増やさない
子供の玩具や記念品などは、全て捨てろというのは酷ですよね。
うちでは収納ケースを一人一つずつ与えていて、その中に納まる量であれば許容しています。
その上で「玩具が一つ増えたなら、代わりにどれか一つは捨てたほうがいいよ」とアドバイス。
「どの玩具を捨てようか」自分で考えさせることで、片付けのトレーニングにもなっているようです。
このやり方の良いところは、親が「捨てる・捨てない」を判断しなくて済むこと。決めるのは「ケース1つ分」という量の上限だけで、中身を選ぶのは子供本人です。親が勝手に捨てたわけではないので、あとで「あれどこ?」と揉めることもありません。
アルバムや思い出の品はデータ化する(バックアップ必須)
また、子供のアルバム類は全てスキャンしてデータ化しています(バックアップ必須)。
データ化する前、しまっていたアルバムを子供が引っ張り出してきてそこら中にばらまき散らかしたのは良い思い出です。
データは、スマホやパソコンが壊れると一瞬で消えてしまいます。「外付けHDDなど手元の機器」と「クラウドストレージ」のように、必ず2か所以上に保存しておきましょう。
同じ考え方は、子供が園や学校から持ち帰ってくる工作や絵にも使えます。かさばる作品は写真に撮って残し、現物は特にお気に入りの物だけを収納ケースに入れておく、という方法です。子供が5人いると作品の数もすごいことになるので、「全部は残せない」前提でルールを決めておくと楽になります。
【人付き合い】無理な付き合いを減らす
賛否両論あるかもですが、人生の無駄を減らすには人付き合いも厳選したほうがいいと思っています。
無駄な付き合いにかかる時間や交際費、ストレスを減らすことができます。
メンタル面で支えになってくれていたり、お互いに良い影響を与えあえるような友人に絞って付き合うのがおすすめ。
特に子供が多いと、ただでさえ自分の時間は限られます。気が進まない集まりを1つ断れば、そのぶん家族と過ごす時間や休む時間に回せます。
【お金】固定費と金額の大きいものから見直す
ミニマリストに限らずですが、生活費も最小限に抑えたいですよね。
生活費を抑える際のポイントは下記二点。
- 月々の固定費
- 金額の大きいもの
この2つを優先して見直していくと、効果大。
家賃、通信費、保険料、光熱費などが良い例です。
食費を毎日がんばって切り詰めるのは大変ですが、固定費は一度見直せばあとは何もしなくても節約効果がずっと続きます。「手間をかけずに無駄を減らす」という意味で、ミニマリスト向きの節約方法です。
家賃の安い場所に引越すのは簡単ではないですが、通信費や各種保険料のプランは簡単に乗り換えられるので今すぐ見直すべき。
スマホ代|格安SIMで1人あたり月2,700円ほどの差
例えば、スマホの通信料なら格安SIMへの乗り換えが効果的です。
MMD研究所の調査(2026年8月実施、対象4万人)によると、通信と通話にかかる月額料金の平均は次のとおりでした。
| 契約先 | 通信+通話の月額平均 |
|---|---|
| 大手4キャリア | 4,427円 |
| オンライン専用プラン | 3,141円 |
| キャリアのサブブランド | 2,718円 |
| 格安SIM(MVNO) | 1,681円 |
大手キャリアと格安SIMの差は、1人あたり月およそ2,700円。
家族でスマホを4台持っていれば月1万円以上、年間で13万円ほど変わる計算です。人数が多い家庭ほど、通信費の見直しは効いてきます。
もちろん、実際にいくら安くなるかはデータ使用量や通話の頻度によって変わります。格安SIMはお昼や夕方など混み合う時間帯に通信速度が落ちやすいものもあるので、不安な方は大手キャリアのオンライン専用プランやサブブランドから検討してみるのもありです。
電気代|料金プランが生活スタイルに合っているか確認
また、電力会社の電気代プランもいくつか用意されていたりするので、調べてみる価値あり。
夜中に電力を多く使う方は特に効果が出るかもしれません(ナイトプラン的なやつ)。
ただ、こういった時間帯別のプランは夜間が安いかわりに昼間の単価が高めに設定されているのが一般的。日中も家に誰かがいることの多い大家族だと、かえって高くなる可能性もあります。各社の公式サイトにある料金シミュレーションで、今の使用量をもとに比較してから切り替えましょう。
車|維持費とタクシー・カーシェアを比べてみる
さらに、都会に暮らしている方であれば車を所有するよりタクシー利用のほうが安上がりになる場合も。
車の維持費って結構高いんですよね。
- ガソリン代、車検代、自動車税、保険料、駐車料
- メンテナンス費用(エンジンオイル、タイヤ交換、ワイパー、ランプ、洗車etc…)
それに加えて「運転する手間」も必要です。
これらの費用を全て含めて「タクシー利用」よりメリットがあるかどうかというところ。
車の維持費とタクシー利用の頻度をそれぞれ計算して比較してみてください。
計算のしかたはシンプルで、1年間にかかった車の費用(税金・保険・車検・駐車場・ガソリン・メンテナンス)を合計して12で割るだけ。仮に年間40万円かかっているなら、月あたり約3万3,000円です。この金額と「同じ用事をタクシーやカーシェア、レンタカーで済ませた場合の金額」を比べます。車を買い替える予定があるなら、車両代も忘れずに。
とはいえ、大家族の場合は話が少し変わります。一般的なタクシーは乗客4人までなので家族全員では1台に乗れませんし、小さい子供がいればチャイルドシートの問題もあります。送り迎えや買い出しで毎日のように車を使う地域なら、無理に手放す必要はありません。
車が2台ある家庭なら「1台だけ減らす」、今の車が大きすぎるなら「維持費の安い車に乗り換える」といった中間の選択肢もあります。
ちなみに、2026年4月からは車の購入時にかかっていた「環境性能割」という税金が廃止されました。毎年かかる自動車税の税率は変わっていないので、維持費の計算方法はこれまでと同じです。
その他、大家族ミニマリストが省いているこまごましたもの
他にも、こまごましたもので省いても良さそうなものがあります。
排水溝カバー
ごみをキャッチするわけではなく汚れた部分を隠すだけのカバーであれば、取ってしまったほうがカバーを洗う手間も省けて楽。
しかも、汚い部分が見えるようになるぶん小まめに洗おうという意識が出て、衛生的に保てます。
外していいのは、あくまで「目隠し用のフタ」だけ。ごみを受け止めるゴミ受け(かご)や、下水のにおいと虫が上がってくるのを防いでいる排水トラップの部品まで外さないように注意してください。
キッチンマット
うちではキッチンマットのかわりに段ボールを敷いています。
キッチンマットって汚れやすいので、いちいち洗うの面倒くさいんですよね。
段ボールなら、汚れてきたら捨てればいいだけなので、洗う必要がありません。
段ボールは、自宅近くのスーパーで無料でもらえるものを仕入れてきています。
「無料で仕入れ→汚れたら廃棄」の繰り返しなので費用ゼロ。洗う手間もゼロ。
ただし、この方法には注意点もあります。段ボールは暗くて暖かいすき間があり湿気も吸いやすいので、ゴキブリなどの害虫が好む素材だといわれています。真似する場合は次の点に気をつけてください。
- 汚れていない、乾いたきれいな段ボールを選ぶ(野菜や果物が入っていた箱は避ける)
- 濡れたり汚れたりしたらすぐ交換し、長期間敷きっぱなしにしない
- 予備の段ボールを家の中にため込まない
- 燃えやすいので、コンロのすぐ近くには敷かない
虫が気になる方は「マットを敷かずに、汚れたら床をサッと拭く」という方法でも、洗う手間をなくすという目的は同じように達成できます。
「便利グッズ」は慎重に
ほとんど使わないような便利グッズは、買わないように注意。
特に100均の便利グッズなんかだと、その場では「すごく使えそう」って思ってしまいがち。
「実際に買ってみるとあまり使わなかった」なんてこともあります。
全部が無駄とは言いませんが、便利グッズを買う時は
- 頻繁に使うのか
- 本当に効率アップに繋がるのか
を考慮して、慎重に選ぶ必要がありますね。
加えて「今ある物で代用できないか」「どこにしまうのか」も考えてみると、買わずに済むケースがかなりあります。迷った時はその場で買わず、次の買い物の日まで保留にするのも手。週1回のまとめ買いにしていると、一週間たっても欲しい物だけが残るので、自然と衝動買いのふるいになります。
消耗品は種類を絞る
シャンプーや洗濯洗剤などは、いろんな種類のものを買うと結構かさばってしまいます。
お気に入りの商品を決めて、同じものを継続して使うのがおすすめ。
うちでは、子供にはシャンプー&ボディシャンプー両用の商品(無添加)を使ってもらっています。
種類を絞ると、お風呂場や洗面所に並ぶボトルが減って掃除が楽になりますし、ストックの管理も「残り1つになったら買う」だけで済みます。買い物のたびに「どれにしよう」と悩む時間もなくなります。
白ご飯は冷凍しない
一昔前だと「白ご飯は小分けで冷凍しておいて使う」みたいな節約術がありました。
ですが、うちでは非推奨。理由は下記のとおり。
- 味が若干落ちる
- 結局はまた解凍に時間かかる
- 大家族なので量が多く冷凍庫内がかさばる
などなど。
まぁ、余った時は仕方なく冷凍しますが、あえて冷凍することはないです。ご飯は炊き立てが一番おいしい
。
これはあくまで「一度に食べる量が多い大家族の場合」の話です。一人暮らしや少人数の家庭なら、まとめて炊いて冷凍するほうが手間も電気代も減らせることがあります。ミニマリストの定番ワザでも、自分の家族の人数に合うかどうかで判断するのが大事ですね。
大家族のミニマリスト生活でやりがちな失敗と注意点
ここまで減らす方法を紹介してきましたが、やり方を間違えると逆効果になることもあります。家族でミニマリスト生活をする時に気をつけたいポイントをまとめました。
家族にミニマリストを押し付けてしまう
ミニマリスト生活が快適になってくると、つい家族の持ち物にも口を出したくなります。でも、物に対する価値観は人それぞれ。最初にお話ししたとおり、本人の了承なしに捨てるのはNGです。
おすすめは、子供の収納ケースと同じように「ここからここまでは自由に使っていい場所」を一人ずつ決めること。その範囲の中については口を出さない、とルールにしておけばお互いにストレスがありません。
減らしすぎて不便になる・買い直す
勢いで捨てすぎて、あとから同じ物を買い直すことになっては本末転倒です。
捨てるか迷う物は、いったん箱にまとめて日付を書いておき、数か月たっても使わなかったら手放す、という「保留」のステップを挟むと失敗が減ります。
家族がくつろぐためのソファやテレビなどを、無理に手放す必要もありません。目的は物を減らすことではなく、家族みんなが快適に暮らすことです。
防災用の備蓄まで減らしてしまう
「ストックを持たない」のがミニマリストの基本ですが、災害用の備えだけは別枠で考えましょう。
政府や自治体は、食料や飲料水を最低3日分、できれば1週間分、家族の人数分備蓄することをすすめています。飲料水の目安は1人1日3リットルなので、7人家族なら3日分だけで63リットル。大家族ほど、いざという時に必要な量は多くなります。
おすすめは、普段から食べている缶詰やレトルト食品、お米、水などを少し多めに買っておき、食べた分だけ買い足す「ローリングストック」。先ほど紹介した魚の缶詰も、そのまま備蓄になります。備蓄専用の物を別に持たなくていいので、ミニマリストとの相性も良い方法です。
大家族のミニマリスト生活でよくある質問
何から始めればいいですか?
自分の服から始めるのがおすすめです。自分の物なので誰にも迷惑がかからず、数を減らした効果(選ぶ手間が減る、収納が空く)もすぐに実感できます。慣れてきたら、キッチンや洗面所などの共有スペース、最後に固定費の見直し、と広げていくとスムーズです。
子供が物を捨てたがらない時はどうすればいいですか?
無理に捨てさせる必要はありません。「この箱に入る分だけ」と量の上限だけを決めて、何を残すかは本人に選んでもらいましょう。かさばる工作などは、写真に撮ってから手放すと納得してくれやすいです。
夫や妻が協力してくれない場合は?
相手の物には手を出さず、まずは自分の物と、自分が管理している場所だけを整えましょう。片付いた状態の快適さを実感してもらうのが一番の近道です。そのうえで「リビングの床には物を置かない」など、共有スペースのルールを1つだけ相談して決めるところから始めてみてください。
ミニマリスト生活は本当に節約になりますか?
無駄な買い物が減るぶん、節約にはつながりやすいです。ただし、物を減らすこと自体よりも、通信費や保険料といった固定費を見直すほうが金額のインパクトは大きくなります。また、カット野菜や紙皿のように「お金を少し払って手間を減らす」工夫もあるので、お金と時間のどちらを優先するかは家庭ごとに決めればOKです。
まとめ|大家族のミニマリスト生活は無理なく少しずつ
ミニマリスト生活を実践するといっても、無理をしないことが大切。
無駄の排除に意識が向きすぎて、逆に不便になったりストレスが増えたりする可能性もあるので。
少しずつ、程よく実践していくのが良いですね。
- 大家族は「物の数」より「増やさない仕組み」と「手間を減らす工夫」が大事
- 家族の物は勝手に捨てず、量の上限だけ決めて本人に任せる
- お金は、通信費などの固定費と金額の大きいものから見直す
- 防災用の備蓄は減らさず、ローリングストックで持つ
日本は物が溢れすぎていて無駄なものが特に多い印象ですが、上手に省いていけばかなり良い暮らしができそうです。










