【初代ポケモン】けつばんの正体は『欠番』!強さもバラバラ!152匹目のある意味「本当の」幻のポケモンとは

けつばんという幻のポケモンを覚えていますか?【正体判明】
目次

けつばんとは【初代ポケモン】

けつばんとは、初代ポケモンでバグ技を駆使しているとたびたび現れていた、ある意味本当の『幻のポケモン』のこと。

初代ポケモンが発売された当時、ミュウとは異なりけつばんの情報はほとんど出回っておらず、公開もされていませんでした。

いきなり出現した謎のポケモン「けつばん」に心おどらせた少年達は多かったのではないでしょうか。

僕も、けつばんの存在を発見してしまったときは興奮がおさまりませんでした 笑

「なんだこのポケモンは!?」
「え、本当に新種のポケモンを発見してしまった!?」

みたいな。

幻のポケモン「けつばん」は、通常どおりプレイしているだけでは表に出ることはありません。

バグ技を失敗したり、研究したり、いろいろと試している過程で出現するため、真のバグポケモンマニアしかお目にかかれない貴重な存在でした。

けつばんの特徴【初代ポケモン】

けつばんの画像(初代ポケモン)

けつばんの特徴・ステータスは以下のとおり。

  • 複数種類のけつばんが存在する。
  • ポケモンのグラフィックがぐちゃぐちゃに崩れている、もしくは透明なので姿が分からない。
  • 鳴き声はサイドンに似ているものが多い
    (他にもカブト、サンドパン、ニドラン♂等の鳴き声に似る場合もある)
  • ポケモン図鑑にNo.152のポケモンとして表示される(けつばん出現時)
  • ステータス画面での名称は「ナンバー000」になることが多い。
  • タイプ:ノーマル、かくとう
  • たかさ:1.0m、おもさ:10.0kg
  • 能力値が、赤緑版では異常に低く青版では異常に高い。
  • 覚える技の名称が「わざマシン08」「わざマシン14」「わざマシン01」など
    (わざマシンの技と同期しているわけではない)

けつばんの正体は『欠番』

さて、本題に入ります。

結論をざっくりいうと、けつばんの正体

空きデータを埋めておくためのダミーデータ

のこと。

けつばんの名前の由来は、そこにデータが存在しないことをあらわす「欠番」からきているとされています。

プログラム内部で使用されていないデータ領域の一部に、空き番号の便宜的なラベルとして「けつばん」という名称が加えられたとのこと。

この「けつばん」というラベルを付与することで、使用していない空き領域を確保しておくことができます。

おもてに出るはずのないデータだったということがよく分かりますね。

「けつばん」があてがわれている領域は38種類存在し、それぞれステータスが異なるようです。

なので、バグ技の手順が違えば、おもてに出てくるけつばんの種類も変わることがあります。

いろんなステータスのけつばんが発見されているのはこのことからなんですね。

けつばんは英語で「MissingNo(ミッシングナンバー)」

けつばんは、英語では「MissingNo(ミッシングナンバー)」と表されます。

それこそ「欠番」をうまく表現した呼称と言えますね。笑

けつばんをとりまく噂:伝説のポケモン「レイ」

けつばんに関する噂。

もともとは初代ポケモンの152匹目に登場させる予定だった伝説のポケモン「レイ」が誤って出力されたものではないかともいわれています。

レイ」は、伝説の鳥ポケモンであるファイヤー、サンダー、フリーザーの3匹が合体することで出現するポケモンであると言われています。

実装されなかった理由としては、開発段階での容量不足が原因ということが挙げられています。

とはいえ伝説のポケモン「レイ」の存在自体、真相が定かではないので、あくまでも“”程度でとらえておいた方がよさそう。

ポケモンシリーズで他にも登場する裏データ【バグデータ】

実は、けつばんのようなバグポケモン・バグデータがおもてに出ているのは初代ポケモンだけではありません。

カビチュウ【ポケモン金・銀・クリスタル】

カビチュウは、ポケモン金銀クリスタルに存在する、アイテムのバグデータです。

※カビチュウというポケモンではありません。

初代ポケモンでのけつばん同様、空き領域を確保する目的でカビチュウというラベルが付与されたものといわれています。

けつばんとの主な違いは、ポケモンデータなのかアイテムデータなのかということ。

そして、カビチュウの特徴は下記のとおり。

カビチュウの特徴

  • ショップで1個19660円で売れる
  • アイテムを選択しても「つかう」の選択肢がない
  • べんりボタンに登録はできるけど、効果は特になし・不明

ちなみに、クリスタルにしか存在しないとうめいなスズ・ジーエスボール・タマゴけん・ブルーカードは、金銀でいうところのカビチュウのデータ領域が使用されています。

こういう風に、あらかじめ確保したデータ領域に後から追加データが実装されると

「なぜわざわざ、けつばんやカビチュウなどのラベルを付けて確保しておいたのか」

という目的が分かりやすくて良いですね。

第四世代のバグポケモン【ダイヤモンド・パール(DP)】

ポケモン第四世代(DP)でも、けつばんのようなバグポケモンが出現することがあるようです。

僕は第四世代のポケモンはあまり詳しくないですが、調べた内容をまとめると下記の通りでした。

<バグポケモンの特徴>

  • HPは「0」
  • 鳴き声はフシギダネ
  • 技を覚えていないので「悪あがき」発動→「はんどうをうけた」で即ひんしになる

<バグポケモン出現方法>

1.手持ちにひんし状態のポケモンとひんしじゃないポケモンを1匹ずつ用意する(合計2匹)
2.ダブルバトルができる場所に移動し、ダブルバトルする

そうすると、戦闘でバグポケモンが出現するとのことです。

※通常プレイではないので、あまり良くない操作とされているみたいです(自己責任でどうぞ)

まとめ【けつばん=欠番!初代ポケモンには夢がある】

開発者って、後々のことを想定してシステムを作っていてすごいですね。

初代ポケモンのおかげで、ゲームをただ楽しむのではなくシステム面に興味を持てた方も多いのではないでしょうか。

けつばん」から広がる世界。

夢がありますね。

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