映画「ドラゴンボール超 ブロリー」の時系列がおかしい?違和感の理由を解説

映画「ドラゴンボール超 ブロリー」の時系列がおかしい?違和感の理由を解説
目次

映画『ドラゴンボール超ブロリー』の時系列に違和感を感じた理由

ツマコ

むっ?ブロリー映画の時系列おかしくない?なんだか違和感あるな…。

しんすー

ドラゴンボール(初期)のブロリー世代としては、違和感を感じるよね。今回は、僕が違和感を感じた理由を解説するよ。

この記事ではネタバレ要素を含みます。ご注意ください

あれは、映画『ドラゴンボール超 ブロリー』を観た時のこと。

地球に来たブロリーを見たベジータが

「あいつらサイヤ人じゃないか。」とか

「そんな奴は知らん。」とか

言い放つんですよね。

さらには自己紹介が始まり…。

「え、ちょい待ち。あんたら初対面ちゃうやん。」

ってなりましたよね。

ブロリー映画のこれまでの時系列

まずはブロリー映画のこれまでの流れを時系列でおさらい。

1993年:燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦
ブロリー初登場作。伝説のスーパーサイヤ人として驚愕の強さを見せつけるが、仲間からエネルギーを貰った悟空に敗北。最後は星の爆発に巻き込まれる描写。

1994年:危険なふたり!超戦士はねむれない
前作において爆発に巻き込まれて死んだと思っていたブロリーが復活。実はギリギリのところで脱出していたことが判明。悟天&チビトランクスや高校生になった悟飯達と激戦を繰り広げる。最後は、ドラゴンボールの力で呼び寄せられた(という描写の)悟空の活躍もあり、撃破。

1994年:超戦士撃破!!勝つのはオレだ
クローンとして生まれ変わったバイオブロリー。悟天&チビトランクス、18号達と対戦。あらゆるものを溶かす培養液をブロリーに浴びせて勝利。

2018年:ドラゴンボール超 ブロリー
なぜか初対面ということになっている悟空・ベジータ達と激戦。なぜかパラガスも生きてて、なぜかブロリーが悟空に対する憎しみを持っていない(?)。フリーザやらビルスやらいろんなキャラが登場するし、悟空とベジータはフュージョンするしワケワカメ。

大まかな流れは上記のとおり。

今作を観て「あれ?なんかおかしくない?これいつの話?」ってなった人もいるはず。

しんすー

これまでの作品を観てきた昭和おじさん(つまり僕)は動揺しまくりですよ。笑

では、なぜこんなことになっているのか。

理由を解説していきます。

映画『ドラゴンボール超 ブロリー』違和感の理由

なぜ、今作の映画『ドラゴンボール超 ブロリー』は違和感たっぷりなのか。

結論から言うと、この映画はこれまでのブロリー映画とは全く関係ない、新しくリセットされたストーリーだから。

つまり、これまでのブロリーの記憶はいったん忘れて、新しいものとしてクリアな状態で観る為の映画。

全くの別物、別世界軸のものとして観る必要があるわけです。

映画『ドラゴンボール超 ブロリー』公開の背景

それでは、なぜ新しいストーリーで映画を出す運びになったのか。

その背景をみていきませう~。

以下、抜粋です。

原作、鳥山明先生のコメント
「ブロリーファンをガッカリさせないように昔のイメージを意識しつつ、新しい一面も加えてリニューアルし、より魅力的なブロリーになったと思っている。昔の内容の方が好きという方には申し訳ないが、当時のストーリーを基本に自分なりの全く新しいブロリーを書き上げ、ちょっとだけドラマチックな内容と人間味を加え、ファンに喜んでもらえるようなストーリーにしたつもり」

映画製作の経緯
本作を制作するに至った経緯は、集英社にドラゴンボール室という部署が2016年に誕生したことがきっかけで、『ドラゴンボール』をこの後にも繋げていくために、映画を継続してやっていきたいという思いから新作映画を製作するに至ったことをドラゴンボール室室長の伊能昭夫が語っている。

引用元:フリー百科事典
しんすー

ほほーう。今後も稼いでいくために、繋げやすいストーリーに一新したわけですな。

ツマコ

こらこら、言い方!笑

しんすー

ごめんごめん。笑 まぁでも、新作映画を出したいけど人気のあったブロリーはもう死んじゃってるし、新しい設定で創っちゃう?みたいな感じだったんじゃないかと推察するよ。

解釈の仕方・楽しみ方

つまり、ドラゴンボール超ブロリーはこれまでのブロリー映画とは全く別物。

ブロリーの話を一旦リセット・整理して新作を出したイメージですね。

もちろん、過去のストーリーと被せている部分もありますが。

気持ちを割り切って楽しむ

これに尽きます。

他にもあった!ブロリー映画の違和感

実は、ストーリー以外にも違和感を感じたことがありまして。

最後にちょっとだけ書かせてくださいませませ。

作画崩壊?アニメーションに違和感

僕がこの映画で感じた「もう一つの違和感」は、作画について。

戦闘シーンは凄く綺麗だったんですが、それ以外(特に後半)のシーンでは、素人の僕でも一目で分かるほど雑な感じに。

ネット上では「作画崩壊が酷い」などの評価も多くみられました。

著作権の関係で画像を載せられないので、代わりに作画へのツッコミをば。

『ドラゴンボール超 ブロリー』作画へのツッコミ

  • 「悟空の体がまるでおじいちゃん」
  • 「悟空が指三本立てた時の指が雑」
  • 「ベジータの胸板と腕が細すぎ」
  • 「ベジータのフュージョンポーズが変」

このあたりは、作画チームの今後に注目したいところです。

シンプル過ぎ?映画タイトルに違和感

もう一つの違和感は、映画タイトルが適当シンプル過ぎること。

過去のブロリー映画は煽りを入れているようなタイトルばかりですが、今作は『ドラゴンボール超 ブロリー』と超シンプル。

分かりやすくしたいとか、戦略的な意図があったのかしら。

こちらも「いやシンプルすぎぃ!」とツッコんだ人がいるかもですね。

まとめ【映画「ドラゴンボール超 ブロリー」の時系列がおかしい?違和感の理由を解説】

今作の映画もさることながら、「ドラゴンボール超」自体に違和感を感じている人が多いようですね。

ある意味、今後も注目していきたいところです。

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